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CanvaもFigmaも敵に回す?Google Opalがノーコード戦線を塗り替える日 - 簡単にウェブアプリを作成できるバイブコーディングアプリ「Opal」

CanvaもFigmaも敵に回す?Google Opalがノーコード戦線を塗り替える日 - 簡単にウェブアプリを作成できるバイブコーディングアプリ「Opal」

2025年07月26日 12:37

1. 背景──“バイブ・コーディング”とは何か

生成AIブームの第二波は「書く→作る」フェーズに移行した。ChatGPTやGeminiがテキスト生成で注目を集める一方、裏側のコード生成をユーザーに意識させない“バイブ・コーディング(vibe‑coding)”が新トレンドとなっている。CursorやLovableが先行し、GUI+プロンプトでWebアプリを量産できる環境が整いつつあった中、ついにGoogleが本気を出した。新実験「Opal」はLabsの旗のもと、2025年7月25日に米国で一般公開された。TechCrunch


2. Opalの仕組み――“Geminiレゴ”を組み立てる感覚

Opalの特徴は「自然言語→視覚ワークフロー→即共有」の3ステップに集約できる。ユーザーは①テキストで要件を入力→②自動生成されたノード式ワークフローを確認・微編集→③公開ボタンでURLを発行、という流れだ。裏側ではGemini 2.5 Flash‑Liteなど複数モデルと外部APIが連鎖し、各ノードにはプロンプトが保存される。公式ブログは「AIモデル・プロンプト・ツールを自由に鎖状に組めるレゴブロック」と喩えた。developers.googleblog.com


3. 競合比較――低コード市場の熾烈さ

Opalの直接のライバルは、

  • Canva Apps:テンプレート豊富、非開発者向け。

  • Figma Widgets:UIプロトタイプ強し。

  • Replit Bounties:コラボ重視、コード閲覧前提。
    Opalは「ノーコード&AI特化」という切り口で差別化を図り、AppSheetにGeminiを融合したかのようなUXを提供する。TechCrunchは「GoogleがAIツール・メーカーの買収を狙う投資家ラッシュに割って入った」と指摘した。TechCrunch


4. SNSの温度感――期待と冷笑の狭間

公開初日、X(旧Twitter)の#googleopal タグは1万件を超えるツイートで埋まり、以下のような声が拡散した。

 


  • 「ワークフローの可視化がn8nよりわかりやすい!」 X (formerly Twitter)

  • 「Prompt力が足りないと何も作れない。むしろ門戸は狭い」 X (formerly Twitter)

  • 「Gemini CLI、Canvas、AI Studio、IDX…Googleは何個エージェント出すの?」 X (formerly Twitter)

  • 「YouTubeでテストしたけど“シート連携”が神。Zapier殺し来た」 X (formerly Twitter)
    LinkedInのAI系インフルエンサーChristopher Penn氏は「コード1行書かずに社内ツールを作れる時代が来た」と評価し、ノーコード×AIのモメンタムが企業導入フェーズに入ったと分析している。LinkedIn


5. 可能性――プロトタイプから業務自動化へ

Opalは現時点で米国限定βだが、裏側にGoogle Workspace連携を備える点が大きい。社内ドキュメント、Gmail、スプレッドシートと接続し、

  • 請求書のPDF→要約→スプレッドシート転記

  • 動画URL→要点抽出→Slides化
    などを数クリックで自動化できる将来像が示された。Googleは「まずはコミュニティと共創しながら品質を高める」とブログで言及し、正式版へのフィードバックを募集している。developers.googleblog.com


6. 課題――Google“実験止まり”のトラウマ

ただし期待の裏にはGoogle Labs発プロジェクトがβのままフェードアウトした歴史も横たわる。Inbox、Spaces、Wind Down…数々の“墓場”を前に「Opalも数年で終了では」との懸念もXで散見された。ユーザー囲い込み競争が激化するノーコード市場で、Googleが継続的リソースを投入できるかが生死を分ける。


7. エコシステムインパクト――“AIレゴ”経済圏の胎動

Opalが本格普及すれば、

  1. ミニアプリのマーケットプレイス誕生

  2. Promptエンジニアの需要拡大

  3. ドメイン特化型AIツールの高速生成
    といった波及が見込まれる。特に生成AIの“最後の一マイル”を埋める業務テンプレが、Shopify App Storeのように売買される可能性は大きい。


8. まとめ

Opalは“Promptを書くだけでアプリが動く”という魔法を一般ユーザーに手渡す試みだ。Gemini 2.5シリーズの推論能力とGoogleの既存プロダクト群を橋渡しするこの実験が成功すれば、プロトタイプ開発のスピードは桁違いに跳ね上がる。逆に失敗すれば「Google、またしてもβ地獄」と揶揄されるだろう。2025年後半、OpalがノーコードAI市場のゲームチェンジャーとなるのか、それとも一過性の話題で終わるのか──今はただ、その行く末を見守りたい。


参考記事

Googleは「Opal」という名前のバイブコーディングアプリをテストしています。
出典: https://techcrunch.com/2025/07/25/google-is-testing-a-vibe-coding-app-called-opal/

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