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「関税100%→6.1%」 — カナダが開けた“北米の抜け道”と中国EVの次の一手

「関税100%→6.1%」 — カナダが開けた“北米の抜け道”と中国EVの次の一手

2026年01月18日 10:49

1. 「100%」が「6.1%」へ——カナダの転換は何を意味するのか

北米のEV市場をめぐる空気が、ここにきて一気に変わった。カナダが中国製EVにかけていた高関税を引き下げ、限定的な輸入枠を設ける方針を示したことで、中国メーカーにとって“北米での第二の足場”が現実味を帯びたからだ。


ポイントは二つある。
一つ目は「税率」。従来の重い追加関税が緩み、一般税率に近い水準で中国製EVが入ってくる余地が生まれる。二つ目は「数量」。無制限の解禁ではなく、上限を設けることで国内産業や政治的反発への“安全弁”を残した設計になっている。


この組み合わせは、消費者には「選択肢と価格」のメリットをもたらし、メーカーには「市場参入の足掛かり」を与える。一方で、近隣の米国にとっては「北米のどこかで中国EVが増える」こと自体が、地政学と産業政策の両面で刺激的だ。


2. 中国EVが「米国へ一歩近づいた」理由

米国市場は依然として高い壁に守られている。関税だけでなく、車載通信やソフトウェア、データ取り扱いをめぐる規制・安全保障上の懸念が、実質的な参入障壁になっているからだ。


だからこそ中国メーカーは、いきなり米国へ“正面突破”するよりも、まず北米の別地点で販売・サービス・ブランド形成を進め、供給網や販売網を整える現実路線を取りやすい。カナダでの販売拡大は、その「準備運動」になり得る。


さらに、北米は一枚岩ではない。メキシコでは既に中国車(EVを含む)の存在感が増しているとされ、カナダが追加で門戸を開くなら、「北米の外縁から内側へ」浸透するルートが複線化する。


3. 米国側の神経を逆なでするもの:価格・供給網・“つながる車”

今回の話題が単なる“関税ニュース”で終わらないのは、EVが「電池・素材・半導体・ソフトウェア」の複合体だからだ。

  • 価格競争力:中国EVは価格面で強い。低コストの資金調達、巨大なサプライチェーン、量産規模、そして市場獲得を優先して利益を薄くする戦略が組み合わさり、北米の平均的な新車価格と比べて魅力的に見えやすい。

  • 供給網と依存:電池材料や部材の調達が中国寄りになるほど、政治リスクや制裁リスクが企業に乗る。

  • データと安全保障:近年の車は“走るスマホ”だ。通信機能やセンサー、地図・ナビ、クラウド連携が標準化するほど、データの扱いは国家安全保障と結びつきやすい。


米国当局が「米国には入れない」と強調するのは、単に国境で止めたいという話だけではない。北米域内で中国勢のプレゼンスが高まること自体が、中長期で“規制の骨抜き”や“供給網の回り道”につながるのでは、という警戒がある。


4. カナダは「消費者メリット」と「政治的リスク」を両立できるのか

カナダ側の難しさは、メリットがわかりやすい一方で、反発もまたわかりやすい点にある。

  • メリット:価格競争が起きれば、EV普及が進みやすい。選択肢も増える。家計にとっては歓迎材料だ。

  • リスク:国内の自動車雇用、関連産業、そして対米関係。北米のサプライチェーンは高度に統合されており、“カナダでの政策転換”が、米国の対カナダ姿勢(通商交渉や協定の見直し議論を含む)に影響する可能性も取り沙汰される。


ここで重要なのは「枠を設けた」ことだ。無制限解放に比べれば政治的説明はしやすい。しかし、逆に言えば、枠を設けた瞬間から「枠の配分」「対象車種」「価格条件」「安全基準」など“運用”が主戦場になる。制度設計が拙ければ、消費者にも企業にも中途半端な結果を残しかねない。


5. SNSの反応:賛否は「消費者」「産業」「安全保障」「対米関係」に分かれた

SNS上の反応は大きく四つの論点に分かれている。ここでは複数の掲示板・SNS・業界投稿で目立った傾向を、代表的な意見として整理する(※世論全体の統計ではなく、投稿に見られる“論点の型”のまとめ)。


A)「競争歓迎。ようやく値下げ圧力がかかる」

最も多いのは、シンプルに“買う側”の視点だ。


「カナダの消費者にとって朗報」「もっと安く、性能の良いEVが買えるなら歓迎」「既存メーカーが本気で価格を下げるきっかけになる」といった声が目立つ。輸入枠についても「まずは小さく始めるのは現実的」という受け止めがある。


B)「雇用と産業が持たない。結局は国内メーカーが傷む」

次に多いのが“作る側”の危機感だ。


「安さの裏に補助金や過剰生産がある」「価格競争に耐えられないメーカーやサプライヤーが出る」「中長期で産業空洞化につながる」という論調。政治家・州政府レベルの反応も含め、国内雇用への影響を正面から懸念する投稿が並ぶ。


C)「つながる車は“安全保障そのもの”」

一定数、強いトーンで出てくるのが“データと安全保障”の観点だ。


「車載OSや通信モジュールの出自が問題」「規制が緩いところから入ってくるのは抜け穴になる」「個人データや位置情報が不安」といった懸念が、ニュース記事の引用とともに拡散される。


D)「結局これは“対米カード”/“貿易戦の余波”だ」

最後は地政学の読み解きだ。


「米国の保護主義が強まるほど、カナダは貿易を分散したくなる」「これは中国への接近というより“米国依存の軽減”」「米国の圧力が逆に中国を利する」といった見方がある。掲示板では、米国政治への批判とセットで語られるケースも多い。


6. 次に起きること:勝負は「現地化」と「規制適合」に移る

短期的には、輸入枠の具体的運用と、対象となる車種・メーカーが注目点になる。しかし中期的には、より大きなテーマが二つある。

  • 現地化(工場・雇用・部材調達):輸入が政治問題化しやすい以上、メーカー側は「現地で作る」「現地で雇う」「現地で部材を調達する」方向に圧力がかかる。米国でも“工場を建てるなら”という議論が出るのは、この文脈だ。

  • 規制適合(サイバーセキュリティ・ソフトウェア):ハードよりソフトが壁になる時代に、どの規格・監査・データ管理基準へ合わせられるかが参入可否を左右する。


つまり今回のニュースは、単なる関税の上下ではない。北米市場の争点が「価格」から「制度と安全保障」、さらに「生産の場所」へと移っていく、その号砲に近い。中国EVは“米国に入れたか”ではなく、“北米で根を張れるか”が次の勝負になる。



参照URL
https://www.reuters.com/world/china/canada-china-set-make-historic-gains-new-partnership-says-carney-2026-01-16/
- カナダ・中国の合意内容(6.1%・4.9万台、2024年の100%関税導入、過去の輸出台数など)の補足。

https://www.reuters.com/business/autos-transportation/us-says-canadas-decision-allow-imported-chinese-evs-is-problematic-2026-01-16/
- 米国政府の反発・発言(「米国には入れない」等)と、車載サイバー規制が障壁という説明。

https://apnews.com/article/china-canada-carney-xi-beijing-b71c1b67d3489a8b4058c650152b0cb9
- カナダが米国と歩調をずらして中国EV関税を引き下げたこと、農産物関税との交換条件などの整理。

https://apnews.com/article/china-canada-us-xi-carney-trump-404596761e826bbdc1e0313062902137
- 対米関係を背景にした文脈(“strategic autonomy”など)や、合意が持つ地政学的含意の補足。

https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/08/77edbf39e7e223a0.html
- 2024年にカナダが中国製EVへ「一般税率6.1%に加えて追加100%」を課した経緯の確認。

https://www.reddit.com/r/worldnews/comments/1qebyr8/canada_agrees_to_cut_tariff_on_chinese_evs_in/
https://www.reddit.com/r/cars/comments/1qehish/canada_to_allow_import_of_cheap_chinese_evs_49000/
https://www.reddit.com/r/EVCanada/comments/1qefuzo/canada_china_slash_ev_canola_tariffs_in_reset_of/
https://www.reddit.com/r/teslacanada/comments/1qefzu2/canada_drops_tariff_from_100_to_61_on_chinese/
- SNS反応の例(消費者メリット/産業保護/安全保障/対米関係など、議論の論点を抽出するための投稿参照)。


参考記事

カナダが関税を引き下げ、中国の電気自動車が米国に一歩近づく
出典: https://techcrunch.com/2026/01/16/chinese-evs-inch-closer-to-the-us-as-canada-slashes-tariffs/

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