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500 万年どころか5 億年の誤解 ― 古代生物の正体が明らかに!「イカ」ではなく、恐るべき新事実

500 万年どころか5 億年の誤解 ― 古代生物の正体が明らかに!「イカ」ではなく、恐るべき新事実

2025年07月29日 00:43

 「古代の“イカ”だと思われていた化石が、実はまったく別の生き物だった」――。

グリーンランド北部の前寒武紀層シリウス・パセットで発掘された謎の生物ネクトカリディッド(Nectocaridid)が、最新研究により矢虫(チャエトグナタ)の遠い祖先 Nektognathus evasmithae であることが明らかになった。これまで「最古の頭足類(イカ・タコの仲間)」とされ、教科書にも掲載されてきた“イカの原型”が、500 万年どころか5 億年以上前の海で別系統の捕食者として泳いでいた――そんなパラダイムシフトが起きている。


■「イカの祖先」神話の崩壊

 2009 年、カナダ・バージェス頁岩から発見されたネクトカリディッドは、ヒレ状のひれ、複眼、触腕などがイカに酷似し、「頭足類の起源を5 億年前まで遡らせる大発見」として報じられた。しかし今回、英ブリストル大学・韓国極地研・コペンハーゲン大チームが25 体の新標本をX線・元素マッピングで再解析した結果、腹側に**矢虫に特有の巨大神経節(ventral ganglion)**が保存されていることを確認。加えて口器・顎装置の形態も矢虫系統の特徴と一致し、系統解析は頭足類説を完全否定した。


■カメラ眼をもつ“超”矢虫

 現生の矢虫は透明で数センチのプランクトン捕食者だが、Nektognathusは体長10–15 cm、複雑なカメラ眼と遊泳ヒレを備え、捕食対象として節足動物Isoxysの殻が消化管から見つかるなど、高次捕食者だった証拠も得られた。つまり「単純なワームの祖先は、実は高性能ハンターだった」という進化の逆転劇である。


■SNSが沸いた“#paleostream”

 


  • 「描いていて“イカじゃない感”が面白い!」(@Shamu_blackfish)

  • 「最新4種フロッキング:Palaeocampa、Nektognathus、ほか2種!」(@Katborg82)

  • 「カンブリアの新星を落書きしたよ🎨」(@Aberrantologist)
     X(旧Twitter)では毎週化石をライブで描く「#paleostream」コミュニティが即日反応。アマチュアから古生物学者までがイラストやミームを投稿し、「イカ派vsワーム派」の15年論争がついに決着したことを祝う声が相次いだ。X (formerly Twitter)X (formerly Twitter)X (formerly Twitter)


■研究者コメント

  • Jakob Vinther博士「15年前の“頭足類説”には違和感があった。今回ようやくパズルが埋まった」

  • Tae‑Yoon Park博士「形が似ていても系統は別。収斂進化の好例だ」
     両氏は「矢虫祖先が複雑な捕食者だった事実は、カンブリア生態系の頂点捕食者像を塗り替える」と語る。


■進化史へのインパクト

  1. 頭足類の起源年表が再調整

    • 最古の頭足類登場は約4 億年前に戻る。

  2. 収斂進化の教材

    • 魚に似た哺乳類(クジラ)と同じく、遊泳生活が形態を似せた。

  3. 食物網モデルの更新

    • カンブリア海の中層捕食者層が多様化していた可能性。


■次の疑問

  • なぜ矢虫は複雑な眼を“退化”させたのか?

  • Nektognathusから現生矢虫への時間空白(約4 億年)を埋める化石は?

  • 収斂したヒレ構造の遺伝子基盤は?

■おわりに

 Nektognathusが放った衝撃は、単なる分類の書き換えに留まらない。矢虫という“透明で小さなワーム”のイメージを覆し、カンブリア海にいた獰猛なハンター像を浮かび上がらせた。古生物学は「過去」が変わるたびに「現在」への眼差しも変える。次なる化石が、私たちの常識をまた揺さぶる日は近い。


参考記事

古代の「イカ」は全く別のものであることが判明 - Earth.com
出典: https://www.earth.com/news/ancient-squid-turned-out-to-be-something-an-arrow-worm-fossil/

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