ながらスマホ」で1万2,000円！2026年4月導入「自転車青切符」と世界の罰則比較ガイド

1. 「自転車青切符」導入の背景

1-1　なぜ今“青切符”なのか

• 自転車事故死者の約7割が信号無視や右側通行など「比較的軽微」な違反に起因

• 2024年の道交法改正で制度枠組みを整備、2025年6月に金額が正式決定　asahi.com
  
  
  

1-2　施行日と対象

• 施行：2026年4月1日

• 対象：16歳以上、軽微な113類型（酒気帯びなど24類型は従来どおり赤切符）asahi.com

2. 反則金一覧（抜粋）

※金額は原付と同額。詳細は警察庁令別表参照。watch.impress.co.jp

3. 海外主要国との比較

4. 法改正で変わる日常と旅行者への影響

4-1　在留・旅行中の外国人が知っておくべきポイント

• 青切符は即日納付できない：滞在短期者は後日納付・代理納付手続き要確認

• レンタサイクル事業者の説明義務強化：英語・中国語の注意書き掲示が進む見込み

4-2　スマホナビ利用の代替策

1. ルート確定後は自動ロック設定

2. ハンドルマウント＋音声案内のみ可

3. 信号待ち停車中の操作はグレー、停止帯で完全停止が安全

5. 日本と海外の規制哲学の違い

6. よくあるQ&A

Q1. イヤホン両耳装着は？

5,000円の反則金対象。片耳イヤホンも周囲音が遮断される場合は違反と判断される可能性が高い。alc.aiotcloud.co.jp

Q2. 子ども（15歳以下）が違反したら？

現行法でも家裁送致対象。青切符は16歳以上限定のため、引き続き保護者が責任指導を受ける。

Q3. 自転車保険加入義務と関係ある？

義務は都道府県条例ベース。青切符納付後も損害賠償責任は残るので、保険は必須。

7. 取材後記・展望

制度導入は“罰金ビジネス”ではない。歩道走行の是非やインフラ改善と並行し、利用者教育が不可欠だ。海外勢の高額罰金が抑止効果を上げている事例も参考に、日本でも罰金額よりも「捕まる実感」を高める運用が鍵となるだろう。

旅行者・在留者は2026年春以降の「ながら運転＝即1万2,000円」ルールを知り、安全で快適なサイクルツーリズムを楽しんでほしい。

【参考記事一覧】

1. 朝日新聞「来年4月1日から導入される自転車青切符の反則金額が正式決定」2025-06-17 asahi.com

2. Impress Watch「自転車の反則金、スマホながら運転で1.2万円 26年4月から」2025-05-30 watch.impress.co.jp

3. Fietsboetes 2025（オランダ）料金表 2025-04 blog.gsmpunt.nl

4. Bussgeldkatalog.org「Handy auf dem Fahrrad benutzt」2025版 bussgeldkatalog.org

5. Singapore Police Press Release「Using a mobile device while riding」2024-10-08 police.gov.sg

6. Cyclescheme UK「Is it legal to use your phone on your bike?」2025-03 cyclescheme.co.uk

7. Eltin Cycling「2025 Cycling Regulations: Avoid Fines and Stay Safe」2025-02 eltincycling.com

8. CCW Lawyers「Bicycle Laws in California 2021」2025更新 ccwlawyers.com