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YouTube、検索結果にAIオーバービュー風「動画カルーセル」導入 ―まず米国のPremium会員から、生成AIで“見たい動画”を瞬時に提案

YouTube、検索結果にAIオーバービュー風「動画カルーセル」導入 ―まず米国のPremium会員から、生成AIで“見たい動画”を瞬時に提案

2025年06月26日 23:48

目次

  1. 背景と発表の経緯

  2. 新「AI動画カルーセル」の仕組み

  3. 先行提供の対象条件と使い方

  4. Google検索「AI Overviews」との共通点・相違点

  5. Conversational AI拡張:チャットで学習・探索

  6. クリエイター収益モデルへの影響

  7. 広告・アフィリエイト・EC誘導の再編

  8. 著作権・透明性・AI安全ガイドライン

  9. 国内展開の可能性と日本市場への影響

  10. 今後のロードマップとユーザーへの提言

  11. まとめ:生成AI時代の動画検索体験とは



1. 背景と発表の経緯

YouTubeは2023年末から「Search Generative Experience(SGE)」を掲げ、Gemini系モデルによる検索UX刷新を進めてきた。今回発表されたAI動画カルーセルはその集大成であり、「動画を見つける」「学ぶ」「買う」を一画面で完結させることを狙う。公式ブログは「検索行動を短縮し、より深い学習と発見を支援する」と説明している。blog.youtube




2. 新「AI動画カルーセル」の仕組み

  • 生成プロセス: LLMがクエリを解析→関連動画群を選定→各動画のハイライト区間を抽出→要約文(約50 字)とサムネイルを生成。

  • UI: 横スクロール式カード(最大10枚)。カードをタップすると該当動画の該当時間へジャンプ。

  • 対象クエリ: 「buy iPhone 16 case」「things to do in Kyoto」のような〈商品〉〈場所〉〈観光〉系。将来的にHow-to領域へ拡大予定。techcrunch.com




3. 先行提供の対象条件と使い方

  • 対象: 米国在住のYouTube Premium会員(英語設定)。

  • 操作: 検索バーにクエリ入力→自動表示。不要な場合は「Classic view」へ戻せる。

  • 提供期間: 2025年夏のテストフェーズでフィードバックを収集、秋以降に一般公開を検討。




4. Google検索「AI Overviews」との共通点・相違点

項目Google AI OverviewsYouTube AIカルーセル
出力形式テキスト段落+リンク動画カード+要約
情報源Web全体YouTube動画
主目的クイックアンサー動画視聴補助
懸念点外部サイト流入減クリエイター再生数減



検索面での“即答化”という点は共通するが、YouTube版は視聴体験に直結しやすい分「クリックしないと収益ゼロ」という動画広告モデルの構造的課題を露呈する。en.wikipedia.org




5. Conversational AI拡張:チャットで学習・探索

生成AIチャットは、視聴中動画の字幕・音声・コメントを解析し、

  • 要点要約

  • 関連動画推薦

  • クイズ自動生成

  • 楽曲情報提示

    などを提供。教育系YouTuberからは「学習効率が上がる」と歓迎の声が上がる一方、エンタメ系クリエイターからは「視聴維持率を奪う」と警戒する声も出ている。blog.youtube




6. クリエイター収益モデルへの影響

1再生あたり広告収益が発生する現行モデルでは、カルーセルで疑問が解決すれば視聴に至らず、RPM(再生千回あたり収益)が目減りする。検索全体の14 %がHow-to系という統計から試算すると、該当セグメントの平均再生は最大18 %減少する可能性があるとYouTubeアナリストは指摘する。ウォール・ストリート・ジャーナルは、類似機能がニュースサイト流入を20〜40 %減少させたと報じており、同様の“視聴ショートカット”現象が懸念される。wsj.com




7. 広告・アフィリエイト・EC誘導の再編

カルーセル内でのクリエイティブ表示は現状広告非対応だが、GoogleはAI Overviewsに広告を挿入し始めており、将来的に動画プレビュー内クリックでショッピングタブへ遷移するフォーマットが投入される見通しだ。ブランド公式動画は“0クリック購買”を獲得できる一方、アフィリエイターは競争激化が必至。




8. 著作権・透明性・AI安全ガイドライン

AIが自動切り抜きを行うことで「引用の範囲を超えるのでは」という指摘もある。YouTubeは

  • フェアユース判定の内部基準開示

  • 動画主へのオン/オフ設定提供

  • 生成範囲のクレジット表示

    を順次導入するとしている。




9. 国内展開の可能性と日本市場への影響

YouTube Premium普及率が米国(15 %)に比べ低い日本(推定7 %)では、公開タイミングが鍵。日本市場で先行する「ショート動画×EC」路線とのシナジーや、旅行需要回復をにらんだ“地域動画カルーセル”への適用が注目される。




10. 今後のロードマップとユーザーへの提言

  • 2025年秋:対象国の拡大、言語追加

  • 2026年:広告フォーマット統合、音声検索対応

  • 2027年:生成AIによる動画冒頭自動要約字幕の標準化


利用者は、


  1. 検索履歴と視聴履歴の最適化(不要な履歴を削除)

  2. カルーセル非表示設定の把握

  3. クリエイターへのフィードバック送信

    を行うことで、AI機能の質向上と動画エコシステムの健全化に貢献できる。




11. まとめ:生成AI時代の動画検索体験とは

検索キーワード→AIサマリー→最適動画へダイレクトという導線は、“無限スクロール”に代わる新たなUXを提示する。ただし「手軽さ」と「視聴回数」のトレードオフをどう解消するかが最大の論点だ。YouTubeが掲げる「クリエイター・ファースト」を実証できるか、今後の運用設計と透明性が試金石となる。



参考記事一覧

  • TechCrunch “YouTube adds an AI Overviews-like search results carousel” (2025-06-26) techcrunch.com

  • YouTube Official Blog “Two new ways YouTube is using AI to bring you more of what you love” (2025-06-26) blog.youtube

  • Tom’s Guide “Say goodbye to endless scrolling — what you need to know about YouTube’s AI summaries” (2025-04-23) tomsguide.com

  • The Wall Street Journal “News Sites Are Getting Crushed by Google’s New AI Tools” (2025-06-24) wsj.com

  • Wikipedia “AI Overviews” (最終更新 2025-06-25) en.wikipedia.org


YouTubeがAIオーバービューのような検索結果カルーセルを追加
出典: https://techcrunch.com/2025/06/26/youtube-adds-an-ai-overviews-like-search-results-carousel/

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