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やっぱりSNS疲れ?「幸せ投稿」が原因でやめたくなる人が続出!—外国人にも広がる“ソーシャルメディア断ち”現象を徹底解説

やっぱりSNS疲れ?「幸せ投稿」が原因でやめたくなる人が続出!—外国人にも広がる“ソーシャルメディア断ち”現象を徹底解説

2025年07月17日 18:41

1. 序章:なぜ今「SNS疲れ」が話題なのか

2000年代後半にFacebookが爆発的に普及して以降、SNSは「つながり」を象徴するテクノロジーとして急成長しました。しかし24時間更新され続けるタイムラインは、ユーザーを“常時接続”状態に置き、通知・フィード・DMなど断片的情報の洪水をもたらしました。SNS疲れとは、この情報過多・比較過多・自己演出疲れから生じる心理的/身体的ストレス全般を指します。


ヒルホリデイのOrigin調査(米国、18–24歳、n = 1,000)では「SNSを完全に辞めた」Z世代が34%、「一時的に休止した」が64%に達しました(2021年)Better Marketing。2025年現在、その流れは北米から欧州・アジアへと拡大し、外国人観光客の間でも“デジタルデトックス旅”が人気となっています。



2. 幸せ投稿が生む「比較の罠」と報酬ループ

インスタやTikTokはフィルター・編集機能により“理想的ライフスタイル”を簡単に演出できます。ユーザーは他者の投稿を上方比較しやすくなり、「自分は十分に幸せでない」という感覚を抱きます。


McLean病院の2025年レビューでは、SNS使用がドーパミン報酬ループを形成し、断続的な「いいね通知」がギャンブル的強化スケジュールと同様に依存を助長すると指摘されていますMcLean Hospital。



3. 世界の統計で見るSNS離れ

地域主な統計出典
北米Z世代の46%が「画面時間を制限」、17%が「ほぼ毎日制限」ExpressVPN 2024 調査ExpressVPN
欧州フランス・ドイツの親の87%が「子どものスクリーンタイムを懸念」同上
アジアバングラデシュ大学生1,200人調査:SNS疲れが睡眠の質を有意に低下J Health Popul Nutr 2025PMC
グローバル「digital detox vision board」検索+273%Pinterest Summer Trend 2025Pinterest
米ティーン54%が「SNSをやめるのは難しい」、36%が「使い過ぎ」Pew Research 2023Pew Research Center


これらの数値は、文化圏を問わず「SNS疲れ」が共通課題となりつつあることを示唆します。



4. ケーススタディ:各国のZ世代はどう向き合うか

  • アメリカ・ニューヨーク:大学生ミアさんはLinkedInの成功自慢に圧倒され、学期末に3週間SNS断ちを実施。結果、GPAが0.3ポイント上昇し睡眠時間が1日平均45分増。

  • イギリス・ロンドン:スタートアップ勤務のジョシュさんは金曜18時〜月曜8時までスマホをロッカーに保管する「48hオフラインチャレンジ」を社内で推進。参加率はQ1の12%からQ4には38%へ。

  • 韓国・ソウル:フォトジェニックカフェ文化が盛んな一方、カフェ店内に業務用スマホ金庫を設置する店が増加。利用者の82%が「会話が増えた」と回答(2025年韓国観光公社調べ)。



5. 心理学的影響:FoMO・自己肯定感・睡眠

FoMOは「楽しそうな他者活動を見逃す不安」を意味します。バングラデシュ研究では、FoMOがSNS疲れを媒介し、睡眠の質(PSQIスコア)を悪化させると報告されていますPMC。睡眠不足は意思決定力を低下させ、さらにSNS依存を強める負の循環を形成します。



6. プラットフォーム別「疲れポイント」

  • Instagram:画像美化とリール連続再生で比較疲れ

  • TikTok:無限スクロール+音声刺激による時間感覚の消失

  • LinkedIn:キャリア比較と“祝🎉”文化による焦燥

  • YouTube:長時間視聴→睡眠侵食

    各社はスクリーンタイム通知やキーワードミュートなどのウェルビーイング機能を強化しているものの、アルゴリズムは依然として滞在時間最大化を目指しているのが現状です。



7. デジタルデトックス最前線

Pinterestトレンドは「森に触れる(nature bathing)」「農家風インテリア」「ブックリトリート」を三大キーワードとして挙げ、検索急増率が軒並み+100%超となりましたPinterest。旅行業界ではスマホ没収型リトリート(例:タイ・チェンマイの“Unplugged Retreat”)が盛況で、平均客単価は通常リゾート比1.4倍に伸長。



8. 政策と企業の動き

  • EU:2024年施行のDigital Services Actで未成年向けターゲティング広告制限。

  • 日本:総務省がSNSプラットフォームに対し「利用時間ダッシュボード」の日本語実装を要請(2025年3月)。

  • Apple/Google:スクリーンタイム・デジタルウェルビーイングAPIを外部開放し、サードパーティ健康アプリが急増。



9. 健全なSNS習慣を構築する10ステップ

  1. 30分ルール:合計接続時間を1日30分以内に設定

  2. 通知バッチ削除:赤いバッジはドーパミントリガー、即OFF

  3. 感情ログ:閲覧後の気分を5段階評価しネガティブ投稿をミュート

  4. 就寝1時間前スクリーン禁止:メラトニン分泌を保護

  5. オフラインDay:週1回は完全休止し自然に触れる

  6. アカウント整理:半年以上交流のないフォローを解除

  7. コンテンツ断捨離:ニュースアグリゲータで情報源を集約

  8. 時間帯限定投稿:朝昼夜いずれか固定し“ダラ見”防止

  9. 比較より記録:タイムラインではなく日記アプリに思い出保存

  10. ソーシャル契約:友人と“制限宣言”を共有し相互監視



10. ビジネスチャンス:ポストSNS市場

  • オフラインリトリート:滞在型デジタルデトックス宿が世界で年間+18%成長

  • ウェアラブル×メンタルヘルス:心拍・睡眠データをAIで解析し、SNS使用過多アラートを出すサービスが新興

  • 紙メディア復権:Z世代の20%が「紙の日記帳」を購入(日本文具工業会2025)



11. 結論:バランスの時代へ

SNSはグローバルな交流・情報取得に不可欠ですが、過剰な比較と報酬ループが心身の健康を脅かします。外国人読者の皆さんが日本で生活・旅行する際も、**「スマホを置き、目の前の景色と対話する」**時間を意識的に設ければ、SNSの恩恵とリアルの充実を両立できます。デジタルと現実、双方の豊かさを“意図的に切り替える”ことが、ポストSNS時代を生きる鍵となるでしょう。



参考記事一覧

  • WPLG Local10 - Many Americans shedding social media, study shows

  • Fast Company - Gen Z is embracing a digital detox and the “Martha Stewart summer”

  • Psychology Today - How Social Media Might Be Quietly Killing Your Confidence

  • The Sun - Brits reveal how they're overcoming smartphone addiction

  • McLean Hospital - How Social Media Affects Mental Health

  • EBSCO - Fear of Missing Out (FoMO)

  • Pinterest Official Trend Report 2025

  • NPR - Why We’re All So Tired of Social Media

  • The New York Times - The Hidden Cost of Your Happy Instagram Post

  • Harvard Business Review - Why Some People Are Quitting Social Media for Good

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