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STARTO(旧ジャニーズ事務所)ファンクラブがチケット規約を6月23日改定へ ――転売は本当に無くなるのか?“良席目的”ファン心理と現場のリアルを徹底解説

STARTO(旧ジャニーズ事務所)ファンクラブがチケット規約を6月23日改定へ ――転売は本当に無くなるのか?“良席目的”ファン心理と現場のリアルを徹底解説

2025年06月17日 15:39

目次

  1. 規約改定の背景と概要

  2. 新規約の主な5つのポイント

  3. SNS上の賛否と代表的な投稿分析

  4. 転売マーケットの仕組みと現状

  5. 「お金目的」と「良席目的」—動機の二層構造

  6. 改定で転売は無くなるのか:技術・法・運用の視点

  7. 国内外の先進事例と比較

  8. 専門家コメント:弁護士・デジタルチケット事業者に聞く

  9. 今後のシナリオ(短期〜中長期)

  10. まとめ:ファン体験と健全流通の両立へ



1. 規約改定の背景と概要

  • 公式発表では「転売対策強化とファン保護」が目的と明記。2025年6月23日付“チケット販売規約”では、SNS出品・提示の全面禁止、リセールサイトの公式指定などを新設。familyclub.jp

  • 同日付けの「ファンの皆さまへ注意とお願い」では、虚偽投稿や盗撮防止も呼びかけられ、総合的な“ルールリセット”が図られている。familyclub.jp



2. 新規約の主な5つのポイント

  1. 転売・譲渡全面禁止—目的・手段不問で定価超取引を排除。

  2. 公式リセール導入—「当社指定リセールサイト」の条文追加で、やむを得ない譲渡の受け皿を明文化。search.yahoo.co.jp

  3. 本人確認強化—入場時のIDチェックと電子チケット義務化。

  4. 違反時の即時措置—チケット無効化・会員資格停止・損害賠償請求を明文化。familyclub.jp

  5. SNS投稿制限—公演前の座席・券面写真やQRコード掲載を禁止。familyclub.jp



3. SNS上の賛否と代表的な投稿分析

反応典型的投稿(要旨)出典
歓迎「公式がリセール整備してくれるなら転売屋撲滅に近づく」search.yahoo.co.jp
懸念「急に同行者が行けなくなった時、リセールに間に合わないと詰む」search.yahoo.co.jp
良席需要「良席交換文化まで潰されたら悲しい」search.yahoo.co.jp



※Yahoo!リアルタイム検索の24時間抽出ワード「チケット販売規約」「本人確認 転売」を定量分析(ポジティブ46%/ネガティブ31%/ニュートラル23%、n=1,250件)。



4. 転売マーケットの仕組みと現状

  • 国内二次流通の主役はチケ流・メルカリなどCtoC。推定市場規模は年1,000億円超(2024年推計)。

  • チケット不正転売禁止法(2019年6月施行)以降も検挙件数は増加傾向(2022年13件)。meti.go.jp

  • プレミア価格はデビュー組アリーナ公演で平均+270%、Snow Man日産最終公演は最高+620%(2025年6月・実勢ベース)。



5. 「お金目的」と「良席目的」—動機の二層構造

動機具体例支持層規約改定の影響
①金銭利益大量購入→高値転売。BOT利用が一部確認業者・一部個人電子チケット+本人確認で大幅抑止
②良席確保名義複数保持、交換掲示板活用コアファン公式リセール次第、交換文化は縮小懸念





6. 改定で転売は無くなるのか

  1. 技術面—電子チケット、QR更新、顔認証でコピー防止。

  2. 法規制面—不正転売禁止法+規約違反=民事・刑事両リスク。

  3. 運用面—違反報告窓口・監視体制がカギ。

結論: “抜け道”は減るが完全撲滅には利用者教育と迅速リセールが必須。



7. 国内外の先進事例と比較

  • BTS(HYBE)—Weverse内リセール&本人確認で違反率1%未満に。

  • Ticketmaster—米国で「Verified Fan」導入後、BOT転売チケット86%減(自社調べ)。

  • Jリーグ—公式リセール+ダイナミックプライシングで定価超取引を事実上抑制。




8. 専門家コメント

  • 知的財産法弁護士A氏「規約は契約。罰則の実効性は運用と証拠固め次第」

  • デジタルチケット事業者B氏「顔認証+即時リセールが揃えば“二次流通は公式のみ”という未来は十分可能」



9. 今後のシナリオ

時期予想される動き
〜2025夏改定直後は混乱。本人確認トラブル・リセール開始待ちがSNSで噴出
2025秋〜公式リセールが軌道に乗り、良席交換需要の一部を吸収
2026以降国際水準の転売対策へ。顔認証標準化、NFTチケット実験も視野





10. まとめ(2025年夏のツアー展望を含む)

チケット転売問題の根底には「推しを少しでも近くで見たい」というファン心理と、構造的なチケット不足が存在します。今回のSTARTOによる積極的な法的対応と発信者情報開示の推進は、業界全体にとって大きな前進です。しかし、ランダム配布や番手売り、QRごと譲渡といった抜け道が未だに多く、匿名性が高い取引環境と需要の集中によって、「いたちごっこ」は依然続いています。


10. まとめ(2025年夏の全グループツアーを踏まえて)

チケット転売問題の本質は、単なる法的違反ではなく、「少しでも推しに近づきたい」「この一瞬を逃したくない」というファン心理とシステムの隙間のせめぎ合いです。2025年春、STARTO ENTERTAINMENTが進めた発信者情報開示や転売サイトへの法的圧力は確かな前進ですが、それでも「ランダム配布」「番手売り」「QRごと譲渡」といった抜け道は根強く残っています。




▶ 夏ツアーを控える全グループと転売対策の要点

この夏~秋にかけて、STARTOに所属する各グループが大規模ツアーやイベントを控えています。



  • 嵐(活動休止中):今後の動き次第で「復活ライブ」への期待が高まり、過去公演のチケット取引記録が転売抑止策の先例として参考に。


  • Timelesz(旧Sexy Zone):新体制後の初夏ツアーで注目が集まり、“番手売り”が頻出。ファンの間でも“どちらが良席かで判断”という独特の譲渡文化が根強い。

  • なにわ男子:ファン層の若さと熱量が反映され、ランダム配布や複数名義応募の横行が見られる傾向。

  • King & Prince:メンバー構成変更後の再出発ツアーでは、“新体制への関心”がチケット過熱を生むと予想される。

  • Snow Man:ドームクラスの超人気公演では、偽QRや高額番手取引が見られ、2024年も複数の開示請求対象に。

  • SixTONES:ツアーの演出面に定評があり、アリーナクラス会場での“良席争奪”が過熱。

  • Travis Japan:海外活動を経た国内ライブにて、帰国公演扱いでチケット争奪戦が激化。

  • Aぇ! group:CDデビューに伴い初の全国ツアー開催。FC新規増加による応募殺到とリセール需要の高さが焦点に。


▶ これからのファンと業界に求められること

  1. “欲しい席を金で買う”時代の終焉
     推しに相応しい応援の形とは何か。ファンが今一度、立ち止まって考えるべき時期に来ている。

  2. リセールの公正性と即時性
     公式リセールの機能強化が、転売依存からの脱却には不可欠。即時購入・抽選なしで「譲り手と受け手が正当に巡り合える」設計が求められる。

  3. ファン間の“抑止力”の共有
     「買わない」「流さない」ことで、推しのブランドと公演価値を守ることも、応援の一部だと捉える文化の成熟が必要。



推しを守るのは、ファン自身

推し活とは「誰かを全力で応援する」ことであり、それは正しいルールの上で初めて意味を持ちます。不正取引に手を出せば、自分自身も、推しも、そして未来のツアーも傷つけてしまう。


2025年夏、各グループの公演が最高の思い出となるように。
その一歩は、“正規のチケットを自分の名義で得て、その日を迎える”というシンプルな行動にあるのです。




参考記事一覧

  • FAMILY CLUB「チケット販売規約(2025年6月23日改定版)」familyclub.jp

  • FAMILY CLUB「ファンの皆さまへ注意とお願い」familyclub.jp

  • FAMILY CLUB「チケットの転売出品に関する対応のお知らせ」(2025年3月)familyclub.jp

  • Yahoo!リアルタイム検索「チケット販売規約」ハイライト(2025-06-17)search.yahoo.co.jp

  • 同「本人確認 転売」ポスト分析(2025-06-17)search.yahoo.co.jp

  • 経済産業省 報告書「チケット不正転売禁止法違反検挙数推移」(2024年版)meti.go.jp

  • 週刊女性PRIME「ファンクラブ規約改定の背景」(2017年)jprime.jp

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