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「コメには虫がわきます」農水省Q&Aが話題に ―外国人が驚く“米の虫問題”とその背景を徹底解説―

「コメには虫がわきます」農水省Q&Aが話題に ―外国人が驚く“米の虫問題”とその背景を徹底解説―

2025年07月09日 14:53

目次

  1. 米に虫がわくのは「当たり前」?

  2. 虫の正体とは?主な種類と発生条件

  3. 虫が湧くメカニズム

  4. なぜ無農薬米ほど湧きやすいのか

  5. 農水省Q&Aが注目された理由

  6. 虫が湧いたらどうすればいい?

  7. 米の正しい保存方法(家庭編)

  8. 冷蔵庫保存は有効か?

  9. 日本の精米・流通構造と虫問題

  10. 海外との比較:外国の米は虫がわかない?

  11. 外国人の驚きとSNSの反応

  12. 米と自然の共生という視点

  13. 今後の啓発と教育のあり方

  14. Q&Aまとめ:虫がわいたらどうすれば?

  15. おわりに:文化の違いが生む誤解



1. 米に虫がわくのは「当たり前」?

米に虫がわくという現象は、実は珍しいことではない。農林水産省も明確に「米に虫がわくこと自体は異常ではない」と説明している。特に梅雨〜夏の高温多湿の時期には、家庭内での保管状況によっては虫が繁殖するのが自然である。



2. 虫の正体とは?主な種類と発生条件

米に湧く虫の主な種類は以下の通り:

  • コクゾウムシ(代表格。黒く小さな甲虫)

  • ノシメマダラメイガ(蛾の幼虫)

  • コナナガシンクイムシ など

これらの虫は、購入時には卵の状態で米粒に付着しており、家庭内での温度や湿度条件が整うと孵化して成虫になる。



3. 虫が湧くメカニズム

通常、米の虫は米袋にすでに卵として潜んでいる。袋の中は密閉されていても、酸素透過性があるため、虫は生き延びることができる。そして適温(25〜30℃)・高湿度の環境が整うと数週間で孵化・繁殖していく。



4. なぜ無農薬米ほど湧きやすいのか

無農薬米や減農薬米は、化学防除がなされていないため、虫が卵を産みつけやすい環境である。自然に近い米ほど、虫がわく確率は上がる。これは「品質が悪い」わけではなく、むしろ「安全である証拠」と捉える考え方もある。



5. 農水省Q&Aが注目された理由

農林水産省が2025年7月に出したQ&Aでは、次のような点が明快に説明されていた:

  • 虫がわくのは異常ではない

  • 洗えばそのまま食べられる

  • 保存環境を見直すべき

  • 風通しのよい容器に入れて冷暗所で保管するのがベスト

この内容がSNSで拡散され、「知らなかった」「恥ずかしいけど勉強になった」との声が続出した。



6. 虫が湧いたらどうすればいい?

  • 虫を取り除いた後、米をしっかり洗って使用可能

  • 不安であれば虫食い部分を廃棄

  • 米びつや容器の洗浄も忘れずに

虫がいること自体で即廃棄の必要はない。



7. 米の正しい保存方法(家庭編)

  • 10℃以下の環境(冷蔵庫がベスト)

  • 湿気を避け、密閉容器に入れる

  • 月に一度は容器を空にして掃除

  • 防虫剤(天然由来の唐辛子やワサビ)も効果的



8. 冷蔵庫保存は有効か?

冷蔵保存はもっとも効果的だが、スペースの問題があるため少量ずつ購入・保存するのが現実的。特に2〜3kg単位で買うのが理想。



9. 日本の精米・流通構造と虫問題

日本では精米後すぐに出荷されるが、家庭で保存される期間が長くなると虫がわく可能性が高まる。海外では精米した米にさらに加熱処理をすることもあり、この点が虫の発生率に差をもたらす。



10. 海外との比較:外国の米は虫がわかない?

アメリカやヨーロッパでは米に添加剤が含まれていたり、殺虫処理がされていることも。自然な米を求める傾向が高い日本との文化的差も虫発生の認識の違いに影響している。



11. 外国人の驚きとSNSの反応

「密閉していたのに虫がわいた!」「オーガニックってこういうこと?」と困惑する外国人の声も多い。一方で、「ナチュラルな食べ物とはこういうことなんだ」と文化的に受け入れる人もいる。



12. 米と自然の共生という視点

「虫がわく=自然な状態」と考えるのは、日本的な自然観の表れ。農薬を極力使わない、安全な農作物を目指す国の姿勢も見えてくる。



13. 今後の啓発と教育のあり方

家庭科教育や在住外国人向けリーフレットに「米と虫」の基礎知識を加えることが望ましい。誤解や不安を減らすことにつながる。



14. Q&Aまとめ:虫がわいたらどうすれば?

状況対処法
虫がいるが米はきれい洗ってそのまま炊飯OK
米が変色している該当部分を廃棄
臭いがある廃棄を検討
長期保管していた米びつを洗浄し、冷蔵保管へ移行



15. おわりに:文化の違いが生む誤解

米に虫が湧くことは、日本では特段驚かれることではない。しかし文化や価値観の違いから誤解が生じることも多い。正しい知識をもって対応することで、無駄な廃棄を防ぎ、持続可能な食生活にもつながる。




🔗参考記事一覧(外部リンク・日付順)

  • 農林水産省「米に虫がわいたら」Q&A

  • NHK「コメに虫が湧くことは普通のこと?」(2025年7月)

  • 朝日新聞デジタル「虫の湧いた米は食べられる?」(2025年7月)

  • 日本米穀検定協会「米の保管と防虫」

  • YouTube:農業系チャンネル「虫の湧いた米、どうする?」


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