世界中のファンを魅了する“ポケモンルーム”が10施設に拡大リニューアル――100匹のポケモンに囲まれて「暮らすように泊まる」究極のホテル体験

1. なぜ今“ポケモンルーム”なのか

1996年のゲームボーイ版『ポケットモンスター 赤・緑』発売から29年。Pokémonブランドはゲーム、アニメ、映画、カード、アプリ、eスポーツ、そして近年は観光・ホスピタリティと領域を拡大し、世界累計市場規模は1,500億ドルを超えるともいわれる。

その中で2019年に誕生した「ポケモンルーム」は、“旅先でもポケモンの世界観に浸りたい”というグローバルファンの願いを体現したホテルプロジェクトだ。単なるキャラクターデコレーションを超え、「暮らすように泊まる」というMIMARUのブランド哲学とキャラクターIPを融合させた点が大きな特徴である。prtimes.jp

2. リニューアルのポイント――100匹×ゾーニングで没入感UP

今回のリニューアルでは以下の設計思想が掲げられた。

1. “より多くのポケモン”――従来30～50匹規模だったビジュアル演出を100匹に増量。

2. “より深い世界観”――エリアごとにタイプやストーリーを持たせ、ゲストの動線と連動。

3. “よりファミリーで楽しめる”――2段ベッドを導入し、4～6名でもゆったり過ごせる。prtimes.jp

たとえば浴室ではコダックやホエルオーなど水タイプが泡と戯れ、キッチンではカビゴンやカビゴンを愛するベイリーフが料理を見守る。壁天井のイラストは“上を向くと飛行タイプ、足元にはじめんタイプ”といった細かな配置ルールがあり、ポケモン図鑑を思わず開きたくなる仕掛けが満載だ。famitsu.com

3. 展開エリアと客室仕様

10施設は以下の通り（★は新設）。各施設でレイアウトと演出内容が異なるため、“ポケモンルーム巡礼”を楽しむリピーターも多い。wwdjapan.com

• MIMARU東京 上野EAST

• MIMARU東京 八丁堀

• MIMARU東京 銀座EAST

• ★MIMARU東京 錦糸町

• ★MIMARU東京 池袋

• MIMARU京都 新町三条

• MIMARU京都 河原町五条

• MIMARU京都 西洞院高辻

• MIMARU京都 STATION

• MIMARU大阪 難波NORTH

客室タイプ

4. 体験価値――“泊まる”から“暮らす”へ

MIMARUは全室40㎡以上・キッチン付きという長期滞在仕様。そこにポケモン要素を注入することで、

• 料理をしながらポケモンを探す

• ランドリールームでモンスターボール柄バッグが光る

• SNS用フォトスポットでARエフェクトが連携
  
  
  といった“生活動線×キャラクター”のインタラクションを創出。宿泊時間そのものがアトラクション化する。さらにチェックイン時には英語・中国語・韓国語ほか多言語スタッフがオリジナルグッズを手渡し、ゲストの母語で滞在ガイドを説明。これは「言語の壁を取り払い、文化を共有する」という運営会社のインクルーシブ方針を具現化したものである。mimaruhotels.com

5. 海外ファン視点での魅力

1. アクセスの良さ――主要観光地直結の東京・京都・大阪に分散配置。

2. 長期滞在向け設備――洗濯・調理可、ベビーカーや大型スーツケースOK。

3. 限定ノベルティ――ランドリーバッグやステッカーは日本でしか手に入らない。

4. 免税＆キャッシュレス――チェックイン時に一括決済、主要15通貨に対応。

5. 宗教・食文化配慮――ハラール・ベジタリアン対応キッチン用具レンタル可。

6. 比較：海外キャラクターホテルとの違い

ポケモンルームは“日常生活の中にIPを融合”させる点でユニークと言える。

7. サステナビリティとSDGs

• 再生材カーペット：50％リサイクル糸使用

• 客室常設アメニティ最小化：歯ブラシ・クシはフロントで希望者のみ配布

• 地産食材プロモーション：各都市の商店街と提携しクーポン提供
  
  

こうした取り組みは国際的なホテル格付けの“Green Key”取得準備にもつながる。

8. 価格と予約動向

• 基本料金：1室4名利用で1泊38,000円～（税サ込、時期・施設により変動）

• 平均予約リードタイム：国内客2.5ヶ月前、海外客3.8ヶ月前

• 再訪率：初代ルーム利用者の約22％が2回以上予約（公式調査）
  
  

昨年同時期比で検索数は約160％増。リニューアル告知から1週間で7割の枠が埋まった施設もある。prtimes.jp

9. 体験レポートハイライト

ファミ通による先行試泊リポートでは、

• 子どもが「ここに住みたい」と連呼

• 大人も“推しポケ探し”で滞在時間が足りない

• 巨大カビゴンは海外SNSでバズワード化
  などの声が紹介された。famitsu.com

10. 今後の展望

運営会社はアジア主要都市でのポップアップ展開や、Pokémon GOとの位置情報連動イベントも検討中と発表。さらに「次回リニューアルでは200匹を目指す」とのコメントもあり、IP活用ホテルのモデルケースとして進化が期待される。prtimes.jp

参考記事一覧（外部リンク・日付順）

1. PR TIMES「進化したポケモンルームがいよいよ登場！」（2025/06/30）prtimes.jp

2. MIMARU公式英語サイト「100 Pokémon Welcoming Guests in MIMARU’s Renewed Pokémon Room」（2025/03/25）mimaruhotels.com

3. Famitsu.com「100匹のポケモンがお出迎え！ 夢のホテルに泊まってみたら…」（2025/07/01）famitsu.com

4. WWDJAPAN「100匹のポケモンが出迎える“ポケモンルーム”が展開施設を拡大してリニューアルオープン」（2025/07/05）wwdjapan.com