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東宝が実写映画『おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』の公開延期を発表 Aぇ!group主演作、新しい公開日は未定のまま

東宝が実写映画『おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』の公開延期を発表 Aぇ!group主演作、新しい公開日は未定のまま

2025年10月30日 14:26

1. 公開延期の公式発表

東宝は2025年10月28日夜、実写映画『おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』の公開を延期すると公式サイトで発表した。おそ松さん映画公式サイト+1
もともとの公開予定日は2026年1月9日(金)。冬休み〜正月興行の目玉として動いていたタイトルだった。nikkansports.com+1


発表文はとても短い。
・「諸般の事情に鑑み」
・「関係各所との協議の結果」
・「公開を延期することにいたしました」
・「深くお詫び申し上げます」
とだけ明記され、具体的な理由や内部判断プロセスは書かれていない。おそ松さん映画公式サイト


ただし、文末に「今後の公開予定は、決定し次第、公式サイトおよび公式SNSでお知らせします」と添えられており、“公開自体を取りやめます”とは言っていない。おそ松さん映画公式サイト+1
ここは非常に重要だ。完全なお蔵入り宣言ではなく、あくまで「延期」。つまり作品そのものはまだ生きている、というメッセージだと受け取れる。



2. 作品はどんな映画?

『おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』は、赤塚不二夫の名作『おそ松くん』をベースにしたアニメ『おそ松さん』の実写映画版・第2弾にあたる。人気アニメがもつ“6つ子×ダメ人間”のブラックコメディ感を、アイドルの顔でやるというコンセプトが売りだ。ナタリー


第1弾の実写版ではSnow Manが6つ子を演じ、アイドルのタレント力と作品のカオス感の組み合わせが話題になった。その系譜を引き継ぐ形で、第2弾は関西発の人気グループAぇ!groupと西村拓哉が主演に起用された。ナタリー


今回のキャスティングは、“6人の並び”そのものが商品、という作りになっている。
おそ松・カラ松・チョロ松・一松・十四松・トド松という6つ子の役を、実在のメンバー6人が1人ずつ担当することで、「推し=キャラクター」というわかりやすい推し活導線をつくっている。ナタリー


ファン目線で言えば、映画は「6人全員そろってスクリーンに並ぶ」こと自体がコンテンツだった。だからこそ、1人でも欠けると作品価値も訴求コピーも大きく揺らぐ。



3. Aぇ!groupとは

Aぇ!groupは関西を拠点とする男性グループ。旧ジャニーズ系の流れをくむSTARTO ENTERTAINMENTの次世代看板として売り出され、バラエティ力・演奏力・ライブ力を兼ねる“おもしろくてちゃんと音も鳴らせるグループ”として注目されてきた。スポニチ Sponichi Annex+1


デビュー後はテレビ・ラジオ・イベント出演が一気に増え、もはや「関西ローカル」だけでは収まらない存在になっていた。全国区の地名度を一段押し上げる“決定打”として用意されていたのが、今回の『おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』だった。TRILL


簡単に言うと、この映画はAぇ!groupにとって「全国主要スクリーンで、6人まとめて顔を売る」大型ブースターだった。



4. 草間リチャード敬太の逮捕と活動休止

ここで避けて通れないのが、草間リチャード敬太の件だ。


草間リチャード敬太(29)はAぇ!groupのメンバーで、映画では“十四松”ポジションとして出演予定だったと報じられている。スポニチ Sponichi Annex+1


2025年10月4日、草間は公然わいせつの疑いで逮捕・送検されたと報じられた。捜査当局は、都内で下半身を露出した疑いがあるとして身柄を確保。草間はその後釈放され、報道陣の前で深々と謝罪した。スポニチ Sponichi Annex+1


所属サイドは「社会的な影響を重く受け止める」として、草間本人の活動休止を打ち出したとされる。テレビやレギュラー番組は差し替え・出演見合わせなどの調整が進み、露出は急速に縮小したと報じられている。スポニチ Sponichi Annex+1


このタイミングは映画の宣伝準備期と完全に重なる。つまり“これから劇場用の大宣伝をかけるぞ”という直前で、主要キャストの1人がスキャンダルで表舞台を離れざるを得なくなった、という状態になった。



5. なぜ「延期」という判断になったのか

公開前の映画に不祥事が発生したとき、現場の選択肢はざっくり3つある。


  1. 公開中止(お蔵入り)

  2. 問題の出演部分だけ再撮・再編集

  3. 公開延期

今回、東宝と製作委員会が選んだのは3番目の「延期」という形だった。おそ松さん映画公式サイト+1

なぜ中止ではなかったのか。
理由はビジネス面と作品面の両方にある。


まず、この映画は「6人そろって出演」が売りの作品。1人だけを完全に差し替える・カットするのは、物語やビジュアルを根本からやり直すレベルの負担になる。実質、全編を撮り直すくらいの難易度になる可能性が高い。これは時間もお金もかかる。

次に、お蔵入りにすると投資が回収できない。劇場公開だけでなく、配信・円盤(Blu-ray等)・イベント上映・グッズ・パンフレットといった“二次収益”の回収ラインもすべて消えてしまう。製作委員会としては、これは最後の手段だ。


だから「とりあえず止める。でも作品の生殺与奪までは決めない」という中間案として、延期が選ばれたと考えられる。これは現場の合理的な落としどころだといえる。



6. 東宝・製作委員会・事務所、それぞれの事情

この判断には複数の利害が噛んでいる。

  • 東宝(配給・劇場サイド)
    東宝は全国の大型スクリーンを押さえるポジションにいる配給会社。年始に向けた“正月映画ライン”は、興行的にとても大事な枠だ。そこで騒動直後のタレントを大きく打ち出す作品を並べるのは、劇場側やスポンサーへの説明が難しい。nikkansports.com+1

  • 製作委員会(制作サイド)
    完成済みのはずの映画を完全に封印すれば、出資を回収できない。「延期」は損切りを最小限にしつつ、再調整する時間を稼ぐ戦略になる。おそ松さん映画公式サイト+1

  • タレント側(事務所)
    Aぇ!groupは、STARTO ENTERTAINMENTの“次の柱”として押し上げられていると言われる存在。せっかくの劇場版主演実績をゼロにしたくないのは当然だ。映画の公開実績は、今後のCM契約や全国区バラエティ出演の説得材料になるからだ。スポニチ Sponichi Annex+1

この3者の利害を同時に守れるのが、「いったん下げて、後でどこかで出すかもしれない」という延期対応だといえる。



7. ファンの反応

SNSでは「中止じゃなくて良かった」「いくらでも待つ」という声が目立つという分析が出ている。TRILL
特にファンは“6人そろった状態でのスクリーンデビュー”を見届けたいという気持ちが強い。だから「延期=作品が生きている」という情報だけでも「希望が残った」「スタッフさんの愛だと思う」と受け止めている投稿が多い。TRILL


もちろん「いつまで延期?」「詳細を教えてほしい」と不安や混乱もある。特に、劇場前売りチケット(ムビチケ)やフライヤーを既に手に入れていたファンからは、「このスケジュールで動いてたのに…」という落胆も出ている。TRILL


ただ、総じて大きいのは「とりあえず作品は消えていないなら待つ」という“待機モード”だ。これは他の炎上案件のコンテンツでよくある「公開中止→永久に見られない→悲嘆」という流れとは、少し違う。



8. これから起こりうること

今後のシナリオは大きく3つ考えられる。これは一般的な業界の動きからの推測であり、現時点で公式には示されていない。

  • シナリオ1:再編集版・差し替え版で劇場公開
    問題視される出演シーンを部分的に差し替える/短くする/他キャラを前に出すなどして、あらためて新バージョンとして公開する形。
    → メリット:炎上リスクを抑えられる。
    → デメリット:再撮・再編集コストが高い。公開日はさらに後ろにずれる。

  • シナリオ2:予定どおりの本編を、タイミングをずらして公開
    世間の熱が一旦落ち着いてから、ほぼ完成形のままリリースする形。
    → メリット:制作コスト最小。ファンが望む「6人そろい踏み」が守られる。
    → デメリット:批判リスクを背負う。スポンサー調整が難しい。

  • シナリオ3:劇場全国公開ではなく、限定イベント/配信中心での展開
    舞台挨拶つきの限定上映、ファンクラブ向け試写、のちに配信/円盤という流れ。
    → メリット:マス広告的な露出を抑えつつ、コアファンへの“供養上映”は可能。
    → デメリット:本来の全国興行規模には届かない。



どの道を取るにしても、公式が「次のお知らせは公式サイトと公式SNSで出す」と明言している以上、判断そのものはまだテーブルの上にある段階だ。おそ松さん映画公式サイト+1

言い換えると、“完全終了”とは誰も言っていない。むしろ「どういう出し方なら成立するか」を探っている途中、ということになる。



9. 業界へのインパクト

今回の件は、アイドルグループをひとつの「パッケージ商品」として映画に乗せる手法のリスクも浮き彫りにした。


アイドル映画は、推し活と映画を直結させるビジネスモデルだ。

  • グループ全員で主役

  • グループそのままが劇場販促

  • グループ全員が舞台挨拶・宣伝番組に総出

このやり方は、熱量の高いファン層をそのまま動員できる強力な形だ。一方で、メンバー1人の不祥事が、作品全体・宣伝全体・スケジュール全体を一気に止める。今回まさにそれが起こった。スポニチ Sponichi Annex+2TRILL+2


今後は、こういった「グループ丸ごと主演」型の企画では、

  • 公開直前で何か起きた場合の代替策

  • 事前に複数パターンの編集を準備しておく

  • 法務・コンプライアンスと宣伝ラインが最初からセットで動く
    といった、よりドライでリスクヘッジ型の設計が当たり前になる可能性がある。

アイドル映画は、ファンにとっては“夢の大スクリーン”だが、企業側にとっては「社会的イメージも背負う巨大広告」でもある。今回の延期は、その現実をあらためて可視化した出来事だといえる。



10. いま分かっていること(Q&A)

Q. 公開はいつ?
A. 未定。公式は「決まり次第、公式サイトと公式SNSでお知らせします」としている。おそ松さん映画公式サイト+1


Q. 中止ではなく延期と言っているのは本当?
A. 公式コメントは「公開を延期することにいたしました」。お蔵入り・中止という表現は使っていない。おそ松さん映画公式サイト+1


Q. そもそもの公開予定はいつだった?
A. 2026年1月9日(金)に全国公開予定と案内されていた。nikkansports.com+1


Q. 主演は誰?
A. Aぇ!groupと西村拓哉。6人が6つ子をそれぞれ演じる構成になっている。ナタリー


Q. 草間リチャード敬太は今どういう扱い?
A. 10月4日に公然わいせつ容疑で逮捕・送検されたと報じられ、6日に釈放・謝罪したあと、活動休止状態とされている。スポニチ Sponichi Annex+1

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