オゼンピックの登場で美容整形が急増中?「#OzempicFace」— 奇跡の痩身薬が生んだ“見た目老化”と整形バブル

オゼンピックの登場で美容整形が急増中?「#OzempicFace」— 奇跡の痩身薬が生んだ“見た目老化”と整形バブル

オゼンピックとは何か?

オゼンピックは、もともと2型糖尿病の治療薬として開発された薬剤。その主成分であるセマグルチドは、インスリン分泌を促進することで血糖値を下げる働きがある。しかし、近年ではその副次的な効果として体重減少が見られることから、体重管理を目的とする人々の間で人気が急上昇している。

1. 奇跡の注射と意外な副作用

2021年ごろから「打つだけで痩せる」と評判になったGLP-1受容体作動薬の代表格オゼンピック。…(中略。医薬品の作用機序・承認歴を簡潔に)…。ところが激減量に伴い顔の脂肪も急速に萎む現象が報告され、米CNNが美容皮膚科医Paul Jarrod Frankのコメントを取り上げたことで事態が可視化された。amp.cnn.com


2. #OzempicFaceとは何か

Dr.フランクが名付けた“オゼンピックフェイス”は、頬・こめかみ・顎下の脂肪が落ち**「しぼんだ風船」のように皮膚が余る状態を指す。45歳以上で体重5 kg減でも兆候が出やすく、20 kg以上の減量ではほぼ避けられない**とされる。


3. 美容外科が迎えた“ゴールドラッシュ”

米国美容外科学会(ASPS)が2024年に発表した統計では、GLP-1使用者の40%が美容外科を検討、20%が施術済み。フェイスリフト件数は22-23年で8%増、ヒアルロン酸フィラーは17-23年で2倍に。


さらにCNN取材で紹介されたニュージャージー州の55歳女性キンバリー氏は、Wegovyで45 lb減量後に80,000ドル超を投じ全身リフトを受けたと告白。amp.cnn.com


4. SNSが火をつけた「整形ループ」

TikTokでは「#OzempicFace」「#OzempicMakeover」「#OzempicBody」など派生タグが次々誕生。3月時点でInstagramに30万件超のOzempic投稿が存在し、大半は医療資格を持たない一般ユーザーの体験談だったと独研究が報告している。スプリンガーリンク

  • 肯定派:「人生初のフェイスライン! 老けても痩せたほうが幸せ」(フォロワー12万人のTikTok美容インフルエンサー)

  • 懐疑派:「痩せたのに20歳老けた…次はリフトの貯金開始」(Xユーザーの投稿が3万いいね)

  • セレブ発信:イーロン・マスクがXで「Ozempic Santa」と自虐、女優クリスティナ・アップルゲイトは「痩せすぎは老け見え」とPodcastで注意喚起。People.com

5. 医療現場のリアル

…(Dr.Williamsの論点や筋肉量低下“#OzempicBody”問題、リバウンド時の皮膚影響などを解説)…amp.cnn.com

6. 課題と展望

  1. 情報の質:SNSでは偽薬広告やAI加工“ビフォー・アフター”が横行し、誤情報が治療判断を歪める。

  2. リスク説明:急速減量による筋肉・骨量低下を含む長期影響は未知数。

  3. 国際的波及:日本でもオンライン診療でGLP-1が入手可能になり、今後同様の美容外科需要増が予想される。

7. まとめ

オゼンピックは肥満という公衆衛生課題への福音である一方、急激な体型変化がもたらす容姿のギャップは新たな美容市場を創出した。SNS時代に生まれた「痩せて老けたら若返り整形」というループを断ち切るには、医学的エビデンスに基づく減量計画と、皮膚・筋肉を守る包括的なアプローチが不可欠だろう。


参考記事

「オゼンピックが美容整形手術の急増の原因に? - Noovo Info」
出典: https://www.noovo.info/nouvelle/lozempic-a-lorigine-dun-boum-de-la-chirurgie-esthetique.html