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メキシコ、対中関税カードを切る?―メキシコが中国に向けた新関税の波紋:国内産業保護と米中はざまで揺れる通商戦略

メキシコ、対中関税カードを切る?―メキシコが中国に向けた新関税の波紋:国内産業保護と米中はざまで揺れる通商戦略

2025年09月06日 00:04

2025年9月4日、メキシコのシェインバウム大統領は、自由貿易協定(FTA)がない国からの輸入に対し関税を課す案を検討していると表明した。対象には中国が含まれる。これは国内産業を強化する「メキシコ計画(Plan México)」の一環で、米国のトランプ大統領が一部のメキシコ製品に課した関税への対応という文脈でも語られた。具体的な品目・税率は未公表だが、USMCA(米墨加協定)の6年見直し条項が近づく中での政策シグナルとして重い。Reuters


背景:足元で進む“選択的防衛”

足元では、メキシコ政府が中国製靴の一部に最終的な補償金(アンチダンピング関税)を課すなど、選択的な防衛措置が既に動き出している。靴産業が集積するグアナフアト州では、安価な輸入品に押される国内事業者を保護する狙いが強い。El País


また、2026年度予算案の議論では、中国などFTAのない国に対する関税引き上げが取り沙汰されてきた。提案は流動的だが、自動車、繊維、プラスチックなどが観測レベルで挙がる。Bloomberg.comBloomberg Líneainfobae


なぜ今なのか:米国要因と内政要因

第一に米国要因。トランプ政権は2025年春以降、輸入品への関税方針を強め、メキシコ向けでも一部セクターに波及した。メキシコはUSMCAの枠内で“北米ブロック”を維持するため、対中依存の調整と国内産業の底上げを優先し始めた。Al JazeeraReuters


第二に内政要因。メキシコはここ数年で「中国経由の完成品流入」と「メキシコでの軽加工→北米輸出」という“すり抜け”を巡る圧力に直面。国内メーカーの雇用や価格競争力への影響が政治課題化している。靴分野の対抗措置は、その象徴だ。El País


影響:産業・価格・地政学

  • 産業:電動車(EV)や部材、繊維・履物など、価格競争が熾烈な分野ほど影響が大きい。メキシコ国内の一部専門家は、中国ブランド車の現行関税水準(最大約20%)を見直す議論を紹介しており、政策の射程に自動車も入り得る。El Financiero

  • 消費者物価:短期的には一部輸入品の値上げ圧力。もっとも、産業保護とリショア・ニアショア促進で中長期の雇用創出を狙う計算だ。El País

  • 地政学:中国は“保護主義”を批判。メキシコの対中措置は、米国との関係(USMCAレビュー)をにらんだ調整として受け止められている。SWI swissinfo.chReuters


SNSの反応まとめ(傾向)

  • 国内製造業寄りアカウント:靴・繊維など労働集約産業から支持の声。「価格だけでなく公正な競争条件を」とのハッシュタグ運動も散見。報道の裏付けとして、靴分野の防衛措置に賛意を示す投稿や地方紙のシェアが伸びた。El País

  • 消費者・物流系インフルエンサー:家電・衣料の値上がり懸念を指摘。「関税=物価」に直結させる反応が多い(反面、国内雇用維持を評価する声も)。この議論はニュースコメント欄や地域メディアのSNS配信で活発。meganoticias.mx

  • 通商・投資ウォッチャー:USMCA見直しや“北米の城壁化”の文脈で分析。対中関税は米国政治の潮目に合わせた“交渉カード”との読み。過去半年の報道・解説動画でも同趣旨の説明が増えている。Mexico News DailyYouTube

  • 中国側・親中派アカウント:不当な差別扱い、WTOルール逸脱の懸念を発信。スイス公共メディアの中国側コメントを引用する投稿が拡散。SWI swissinfo.ch


注:上記は公開ニュース/公的コメントに基づくSNS上の典型的論点を整理したもので、特定の個人投稿の断片引用ではありません。


これからのシナリオ

  1. 限定関税+ルール厳格化:靴など一部分野から段階導入。税率は抑えつつ原産地規則やIMMEX関連の監視を強化――“実務面の締め付け”が中心。El País

  2. 自動車・電機へ拡張:米国とのすり合わせ次第でEV・部材の扱いを見直し。対米関税環境に合わせ、北米サプライチェーン再編を後押し。ReutersEl Financiero

  3. 反発・報復の連鎖:中国が表明する“保護主義批判”が強まり、対中輸出や投資案件に揺り戻し。価格・在庫面の短期ショックも。SWI swissinfo.ch


企業の実務チェックリスト

  • 原産地証明・インボイスの厳格運用(USMCA適格性の再点検)。Reuters

  • サプライヤーの地理分散(メキシコ国内化・北米化の優先順位見直し)。

  • 価格転嫁のストーリー設計(エッセンシャル品は段階的改定)。

  • 規制・税関動向のモニタリング(2026年度予算審議の付帯条項に留意)。Bloomberg Línea


参考記事

メキシコ、中国に関税を課すことを検討中と大統領が発表
出典: https://www.infomoney.com.br/mundo/mexico-considera-impor-tarifas-a-china-diz-presidente/

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