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「一生に一度」の緑色の輝き——レモン彗星(C/2025 A6)、10月に地球最接近。流星群との“共演”を見逃すな

「一生に一度」の緑色の輝き——レモン彗星(C/2025 A6)、10月に地球最接近。流星群との“共演”を見逃すな

2025年09月17日 14:45

1. レモン彗星とは?——名称・軌道・“緑色”の理由

  • 正式名:C/2025 A6(Lemmon)。2025年1月3日、米アリゾナ州の**マウント・レモン観測所(Mount Lemmon Survey)**によって発見。初期は小惑星と誤認されたが、その後彗星と確認された。Space

  • 公転周期:最新の解析では約1350年規模の長周期。今回の回帰後は木星の重力擾乱で周回が短縮され得るとの指摘もある。前回の内太陽系通過は7世紀、次回は3400年代前半と見積もられる。Space+1

  • 近日点:11月8日、太陽から約0.53AU。Space

  • 地球最接近:10月20〜21日、地球から約0.596AU(約8900万km)。TheSkyLive

  • 色が緑に見える理由:彗星の頭部(コマ)周辺でC₂(二原子炭素)が太陽紫外線で励起され緑色に発光する現象が典型的。レモン彗星でも近時の写真で緑が確認されている。Space


“一生に一度”と言われるわけ
1千年以上の周期で回帰するため、同じ彗星を再び好条件で見る機会はほぼないからだ。Space+1



2. 2025年10月のベストウィンドウ——新月&流星群と重なる奇跡

  • 新月:日本時間で10月21日が新月。月明かりの影響が最小になり、暗い空が得られる。TheSkyLive

  • オリオン座流星群:活動期間は10月2日〜11月12日、10月21日前後に極大。2025年は細い月/新月期と重なり条件が良い。amsmeteors.org

  • ドラコニズ流星群(りゅう座流星群):10月8〜9日ごろ極大。明るい月の影響がやや残るが、宵のうちにチャンス。アーススカイ


結論:10/20〜22の3夜は、地球最接近+新月+オリオン座流星群極大が重なる“年に一度級”、さらに本年は**“十年に一度級”の好条件**となる見込み。彗星は予測が外れることもあるが、カレンダーに赤丸を。Space+2amsmeteors.org+2



3. 世界はどこで見られる?地域別ガイド

総論:北半球が有利。10月中旬から夕方の北西〜西北西の低空にまわり、中緯度〜高緯度ほど好条件。48°N以北では周極化して一晩中見える地域も出る。南半球は10月前半に夕方の北の低空で短時間のチャンス。Star Walk+2OnFocus+2



地域別の見え方(おおまかな目安)

  • 日本/東アジア(緯度25–45°N):10/12ごろから宵の北西低空に姿を見せ始め、10/20–22は日没後60–90分が狙い目。北日本・日本海側ほど高度がやや高い。Space

  • 欧州(緯度45–60°N):10/15以降は夕方〜宵に観測可。北欧では周極化し徹夜で追える場所も。暗い郊外へ。Star Walk

  • 北米(緯度30–55°N):10/12に北斗七星(おおぐま座)周辺から始まり、10/16にはりょうけん座コル・カロリ近く、10/22にはうしかい座アークトゥルスの上へ移動。地平線からの角度が小さいため開けた西北西の視界を。Space

  • 南米・オセアニア(緯度10–45°S):10月前半の日没直後に北の低空で短時間。中旬以降は高度がさらに下がるため難易度上昇。双眼鏡を推奨。OnFocus



4. 日本での実践タイムライン(東京を例に)

  • 10/6(明け方):北東の低空。双眼鏡で淡いコマを探す段階。Space

  • 10/12(夕方):日没90分後に北西低空。星図アプリなしでも北斗七星→りょうけん座を手がかりに。Space

  • 10/16:コル・カロリ(α CVn)の1度上。目印星が強力で位置決定が容易。Space

  • 10/20〜22(新月・最接近期):アークトゥルスの約10度上/イズアルの2度左。この3夜が最大チャンス。流星群と合わせて夜半前後〜未明まで粘る価値あり。Space+1

  • 11/8(近日点):明るさは維持する可能性があるが、視界上の位置や尾の形は変化。継続観測を。Space



5. どう探す?——星図なしでも辿れる“手がかり”

  • 10/12:**北斗七星(おおぐま座)**の柄の延長線付近。

  • 10/16:コル・カロリ付近(りょうけん座の二重星で有名)。

  • 10/22:アークトゥルス(橙色の一等星)の10度上、イズアルの左2度。
    (上記の案内は米Space.comの星図・記述に基づく。)Space



6. 撮影・観察の実践ノウハウ

明るさ予測

  • 楽観的には4〜5等級まで上がる可能性(吉田誠一氏、G. Van Buitenen)。一方で7等級級止まりの慎重予測も存在する。期待しつつ、**双眼鏡(42〜56mmクラス)**は必携。Space

双眼鏡

  • 7×50/10×50などの広視界モデルが最適。三脚や一脚で手ブレ抑制を。


カメラ

  • 広角20–35mmで風景+彗星の構図、50–135mmで彗星を強調。

  • 新月期はISO1600–3200、F2–F2.8、露出10–20秒からテスト。赤道儀があれば1–2分。

  • 尾が淡いガス尾主体の可能性があり、コマの緑(C₂光)を活かすためホワイトバランスは4000–4500K付近から。Space


ロケーション&安全

  • 西北西の地平線が開けた暗い場所へ。私有地・交通・海岸の安全に配慮。

  • 太陽に近い時刻帯は絶対に光学機器で太陽方向を覗かない。

  • 防寒着・赤色ライト・予備バッテリー・露対策を。



7. 観察計画の立て方:天気・月齢・光害・地平線

  • 月齢:10/21新月で最暗。**10/22〜**は細い月が出るが影響小。TheSkyLive

  • 光害:Bortle 4以下(郊外〜準暗黒地)の遠征で肉眼確認率が大きく上がる。

  • 天気:秋は移動性高気圧で晴天率が上がるが、日本海側は寒気吹き出しに注意。

  • 地平線高度:日没後〜90分は高度が低い。視界の建物・山・防波堤を事前チェック。



8. Q&A:よくある疑問

Q1. 肉眼で見える?
A. 暗い空と慣れた目なら見える可能性あり。ただし個人差が大きい。双眼鏡の併用が現実的。Space


Q2. 緑色は写真だけ?
A. 肉眼では淡い白〜緑がかった霧玉程度。写真ではC₂の緑が強調されやすい。Space


Q3. いつ一番良い?
A. 10/20〜22。新月+最接近+オリオンids極大の“トリプル好条件”。TheSkyLive+2TheSkyLive+2


Q4. 南半球でも見える?
A. 10月前半の夕方に北の低空で短時間。地平線が開けた場所で。OnFocus


Q5. どこを見ればいい?
A. 北半球では北斗七星→りょうけん座→うしかい座と西北西方向へ移動する。目印星をガイドに。Space



9. 観望チェックリスト

  •  10/20–22の予定ブロック(予備日含む)

  •  暗い観測地(西北西の地平線が開けた場所)

  •  双眼鏡(7×50/10×50)&一脚/三脚

  •  防寒・赤色ライト・露対策

  •  星図アプリ(オフライン可)/方位磁石

  •  カメラ一式(広角+中望遠、予備電池、リモート)

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