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「弾丸登山がほぼ消えた」——2025年の富士山はどう変わった?静岡側・新ルールの実際と来季に向けたガイド

「弾丸登山がほぼ消えた」——2025年の富士山はどう変わった?静岡側・新ルールの実際と来季に向けたガイド

2025年09月11日 00:19

1. 2025年の富士山、何が起きたのか(静岡側の“新常識”)

2025年から静岡県側3ルート(富士宮・御殿場・須走)では、登山開始前に「入山手続き」が必要になりました。要点は次の3つです。


  • 富士山の保全・安全登山に関する**事前学習(eラーニング)**の修了

  • 午後2時〜翌午前3時の入山は山小屋宿泊予約が必須(夜間規制帯の入山=要宿泊)

  • 入山料4,000円/人・1回(条例に基づく必須の入山料)


上記3条件を満たすと入山可能。静岡側は1日の人数上限は設定しない(=総量規制は行わない)方針も明示されました。入山手続きは「静岡県FUJI NAVI」の事前登録システムで行い、QRの入山証を現地で提示、認証後にリストバンドを受け取って入山します。富士登山


補足:事前登録は2025年5月9日から稼働。未登録者は各登山口五合目でルール学習・入山料納付の現地手続きを行えます。富士登山



2. 実際の効果——「弾丸登山がほぼ消えた」

閉山日の2025年9月10日、須走口の登山道は午後5時に閉鎖され、今季が終了しました。現場を知る山小屋関係者は「弾丸登山がほとんどなくなった」「人の流れが分散し、過去にない良いシーズンだった」と評価。静岡県の担当者も「静岡県内で死亡事故ゼロ」「規制の第一歩を踏み出せた」と総括しました。入山者数は8月末時点で前年より約3,000人減にとどまり、大幅な落ち込みは回避されたと報じられています。TBS NEWS DIG



3. 山梨側(吉田ルート)の変更点と、静岡側とのちがい

吉田ルート(山梨県側)は、2024年からの運用を踏まえ人数上限4,000人/日や午後2時以降は宿泊者以外通行不可などを継続・調整。2025年は4,000円の登山(通行)料が全員必須、予約は「ゲート入場枠」の確保(山小屋予約とは別)という仕組みです。**“No bullet climbing”(山小屋での休息なしの徹夜登山禁止)**も明記され、遵守しない場合は立ち入りを拒否され得ることが示されています。富士登山


背景:2024年の導入段階から、過密・事故リスク・環境負荷の抑制を目的に2,000円の入場料や4,000人の上限、夜間通行制限が国際報道でも注目されました。2025年は制度が磨かれ、「安全第一」の運用が定着してきたフェーズといえます。Reuters



4. 外国人登山者むけ・最短理解:静岡側の手続きステップ

(A)事前(オンライン)

  1. **FUJI NAVI(事前登録)**にアクセス

  2. 登山日程と個人情報を登録

  3. 入山料4,000円を支払い(クレカ等)

  4. eラーニングを受講し、理解度クイズに合格(全問正解で入山証発行)

  5. 山小屋の宿泊予約(午後2時以降に入山するなら必須)


(B)当日(五合目の現地)
6) アプリでQRの入山証を提示→スタッフが認証
7) リストバンドを受け取り、入山ルールの最終確認
8) 登山開始(午後2時〜翌3時入山は宿泊予約が前提)


重要:静岡側は人数上限を設けない一方、夜間規制帯(14:00〜翌3:00)入山は宿泊必須がコア。eラーニングの事前修了と入山料の納付もマストです。富士登山



5. モデル行程(静岡側1泊2日・安全第一プラン)

例:須走ルート(森林帯から始まり、渋滞が比較的少ないとされる)


DAY 1

  • 09:00〜11:00 御殿場・新松田などからバスで須走口五合目へ

  • 11:00〜12:00 現地認証・昼食・高度順応(最低30〜60分、身体を慣らす)

  • 12:00〜16:30 五合目→七合目(or 本七合目)へゆっくり歩行

  • 17:00〜21:00 山小屋泊(水分・炭水化物補給、休養。夜間の無理な出発は控える)


DAY 2

  • 02:00〜05:30 山小屋→山頂(御来光観賞は混雑と強風に注意)

  • 06:30〜09:30 剣ヶ峰・お鉢めぐり(天候と体調次第)

  • 09:30〜12:00 下山(須走名物「砂走り」は転倒防止を最優先)

  • 13:00〜   五合目発→温泉・復路へ


体力度は十分に高く、高所順応・補給・睡眠が安全の鍵。装備は雨風・低温(体感0℃前後も)を想定して厳しめに。



6. 最低限の装備とマナー(ショートリスト)

  • 雨具上下(セパレート)・防寒着(フリース/ダウン)・手袋・ニット帽

  • 登山靴(足首サポート)とヘッドランプ(予備電池)

  • 水1.5〜2L+行動食(塩分・糖質)

  • 現金(トイレ利用料や小屋での支払いに備える)

  • ゴミは持ち帰り・植生保護・登山道外れ禁止(文化財・自然保全)

  • “No bullet climbing”(徹夜・無休の無理な登山はしない:制度でも禁止方向)富士登山+1



7. 3ルート比較(静岡側)——どれを選ぶ?

  • 富士宮ルート:最短で山頂へ。急登・体力勝負。小屋・救護が比較的揃う。

  • 御殿場ルート:最長で静けさとダイナミックさが魅力。体力と計画性が必須。

  • 須走ルート:森林帯から高度を上げ、比較的ゆとりがあり渋滞が少ない傾向。合流点以降は混雑も。


静岡側は総量規制なしだが、夜間規制帯の入山は宿泊予約必須。ルートの長短より「一泊でゆっくり」が安全の近道。富士登山



8. よくある質問(ハイライト)

Q. 夜に五合目へ着いたら、そのまま登れますか?
A. 午後2時〜翌3時は山小屋の宿泊予約がある人のみ入山可能。予約がない場合は、規制時間外まで待機し、日中に入山しましょう。富士登山


Q. 学生割引はありますか?
A. 静岡側の入山料は4,000円/人(条例に基づく必須)。現時点の公式案内では学生割引の記載はありません。最新情報は事前登録ページで確認を。富士登山


Q. 山梨・吉田ルートはどう違う?
A. 人数上限4,000人/日や午後2時以降のゲート制限などが明確で、通行予約(ゲート枠)と山小屋予約は別管理。**“No bullet climbing”**の明文化もあります。富士登山



9. 2025年の総括と来季への含意

**「弾丸登山がほぼ消えた」**という現場の評価は、夜間入山=宿泊必須の新ルールと、**事前学習・入山料による“覚悟ある登山”**を促す仕組みが奏功したことを示します。入山者数の減少は小幅で、静岡県側での死亡事故ゼロという定量的成果も確認できました。県も「初年度の成果を踏まえ、来季は改善(ブラッシュアップ)を図る」としています。制度は“締め付け”ではなく、「安全・保全・体験価値の両立」に向けた国際水準のマネジメントへの進化と捉えるのが妥当でしょう。TBS NEWS DIG

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