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“航空券の譲り渡し”SNS投稿が増加――「推し遠征」を狙う“譲渡航空券”の罠と、訪日旅行者が巻き込まれないための対策

“航空券の譲り渡し”SNS投稿が増加――「推し遠征」を狙う“譲渡航空券”の罠と、訪日旅行者が巻き込まれないための対策

2025年12月20日 16:47

1. いまSNSで何が起きているのか――「#航空券譲」が“遠征需要”と結びつく

SNS上で「#航空券譲」などの投稿が増え、便名や希望価格、DMでのやり取りを促す書き込み、さらに航空券の画像まで掲載する例が見られる。なかには、人気アイドル/アーティストのツアー日程を添えて“この日程に合わせて航空券を探す・譲る”といった投稿も確認され、年末年始のイベント参加・旅行需要の高まりと結びついた可能性が指摘されている。 FNNプライムオンライン


一見すると「行けなくなった人が、行きたい人に譲る」という“善意のリレー”にも見える。
しかし航空券は、コンサートチケットとは根本が違う。航空券は本人確認や保安の仕組みの上で運用され、**「券面(予約情報)に記載された搭乗者本人のためのもの」**として設計されている。



2. 航空会社が強く否定する理由――「名義人本人しか乗れない」

航空会社は繰り返し「航空券の譲渡・転売は不可」と明言している。JALは「搭乗者の変更はできない」「航空券の第三者への譲渡はできない」と案内し、搭乗者が変わる場合は取り消し・払い戻しのうえで新たに購入する必要があるとしている。 JAL|国内線/国際線の航空券・飛行機チケット予約+1


ANAも「航空券は『搭乗者名』欄に記載されたお客様にのみ有効で、名義変更や譲渡はできない」「オークション等で譲渡されても名義人以外には利用できない」と明記し、不正搭乗が発覚した場合には違約金や法的手段の可能性にも言及している。 ANA


報道でも、航空会社は「航空券のお名前とご搭乗者さまが同一人物でないことが確認された場合、ご搭乗いただくことができません」と注意喚起している。 FNNプライムオンライン



3. 「乗れない」だけじゃない――譲渡航空券に潜む5つのリスク

リスク1:空港で発覚した瞬間に“詰む”

確認が入るタイミングは一定ではなく、直前に発覚すると代替便がない/高額/間に合わないが起きやすい。特に年末年始や人気公演の週末は、代替手段そのものが枯渇しがちだ。 FNNプライムオンライン



リスク2:お金が戻らない(航空会社からも、相手からも)

譲渡取引は航空会社にとって当事者間の私的なやり取りで、救済の根拠が弱い。運賃条件により取消手数料も発生する。 JAL|国内線/国際線の航空券・飛行機チケット予約+1



リスク3:詐欺(画像・予約番号の“使い回し”)

同じ画像を複数人に売る/入金後に連絡を絶つなど、SNS取引の典型的な被害が起きやすい。ANAの案内でも、名義人以外は利用できない前提で注意を促している。 ANA



リスク4:個人情報漏えい

航空券画像には氏名、便名、日時などの移動情報が含まれ、悪用余地がある。投稿者の“善意の公開”が、別のトラブルを呼ぶ。



リスク5:法的リスク(状況次第で刑事問題)

報道では弁護士が、禁止されている譲渡航空券を使用した場合に詐欺罪に問われる可能性を指摘している。 FNNプライムオンライン



4. 「推し活遠征」ほど危ない理由――“時間制約”が強いから

人気ツアーは土日・連休に集中し、地方公演は移動手段が限られやすい。遠征ほど「当日に失敗できない」。
だからこそ「安い航空券が流れてきた」という誘惑が危険に直結する。



5. 日程変更や急なキャンセルが出たら? 正しい手続きはこれ

結論はシンプルだ。「搭乗者が変わるなら、キャンセルして取り直す」。
JALは搭乗者の変更ができないため、必要なら取り消し・払い戻しの上で新規購入を案内している。 JAL|国内線/国際線の航空券・飛行機チケット予約
ANAも同様に、搭乗者が変更になる場合は一旦払い戻しの上で新規購入としている。 ANA


「払い戻し不可運賃で損したくない」心理が、譲渡へ向かわせる。
だから購入時点で、変更可運賃や保険(特約)など“日程リスク”を吸収する設計が重要になる。



6. 訪日外国人が特に注意すべきポイント――「氏名表記」と「購入ルート」

6-1. 国際線は“パスポート名と航空券名の一致”が鉄則

JALは国際線で、パスポート名と航空券名が一致しない場合は搭乗できない旨を明示し、予約後に名前の訂正ができないとも注意している(スペルミス・姓名逆・ミドルネームの扱いなど)。 JAL|国内線/国際線の航空券・飛行機チケット予約
つまり、SNSで譲ってもらった航空券は、あなたのパスポート名になっていない時点で基本的に成立しない。



6-2. SNS個人取引より、公式/正規代理店(OTA)の“サポート”を買う

訪日旅行は天候・遅延・体調不良で予定変更が起きやすい。
公式や信頼できる購入ルートは、条件と窓口が明確。一方SNS取引は、逃げられたら終わりで、言語の壁があるほど回収が難しい。



6-3. 日本国内線でも「名義不一致なら搭乗不可」の前提で動く

JALは国内予約の注意としても、搭乗者変更不可・第三者譲渡不可を明示している。 JAL|国内線/国際線の航空券・飛行機チケット予約
「国内線は確認されにくい気がする」という体感に賭けるのは危険だ。



7. すでに“譲渡航空券”を買ってしまったら――被害を広げない行動

当日まで抱え込まないのが最重要。

  1. “名義変更不可”前提で、乗れない可能性を織り込む。 JAL|国内線/国際線の航空券・飛行機チケット予約+1

  2. できるだけ早く購入元(航空会社/代理店)へ確認。

  3. 決済手段の救済(カードの異議申立て等)を検討。

  4. 証拠を保全(DM、振込記録、投稿スクショ)し、SNSへ通報。

  5. 目的地に行く必要があるなら、代替便を公式ルートで確保して移動を成立させる。



8. 背景にある“悪気のない売買”――だからこそ周知が必要

JALは注意喚起の理由として、以前からネットオークションやSNSでの譲渡が見られ、「悪気なく」行われているケースもあると説明している。 J-CAST ニュース
しかし航空会社の立場は一貫している。
譲渡・転売は禁止/名義変更不可/不一致が確認されれば搭乗不可。 FNNプライムオンライン+2JAL|国内線/国際線の航空券・飛行機チケット予約+2



9. 訪日旅行者向け:安全に移動するためのチェックリスト(保存版)

購入前

  • 公式サイト/信頼できるOTAで購入(SNS個人取引は避ける)

  • 変更・払い戻し条件を確認(安いほど制約が強い)

  • 氏名はパスポート表記どおり(ミドルネーム含む) JAL|国内線/国際線の航空券・飛行機チケット予約


購入後〜出発前

  • eチケット控えの氏名スペルを再確認

  • 予定変更は「譲る」ではなく取消・再購入を検討 JAL|国内線/国際線の航空券・飛行機チケット予約+1

  • 航空券画像や予約番号をSNSに載せない


当日

  • 本人確認に備え、パスポート等のIDを携行

  • 不審点があれば早めに空港カウンターで相談



10. 旅行者向け “ひと言”メモ(窓口で使える日本語)

  • 「予約名とパスポート名が一致しているか確認したいです」

  • 「この航空券は名義変更できますか?」

  • 「代理店で購入しました。手続き先を教えてください」

  • 「本人確認が必要ですか?(身分証はこちらです)」

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