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9月の星空・天文情報— 日本全国で“約3年ぶり”の皆既月食、南太平洋では部分日食

9月の星空・天文情報— 日本全国で“約3年ぶり”の皆既月食、南太平洋では部分日食

2025年09月02日 13:00

1) 2025年9月の“超”ハイライト

  • 皆既月食(日本全域で観測可):9月8日(月)未明。2022年11月以来およそ3年ぶりに“全国どこでも”皆既を体験できます。食の進行時刻は日本中で共通です。 国立天文台

  • 部分日食(南太平洋):9月21日(日)UTC基準。ニュージーランドでは9月22日(月)の日の出頃に始まる地域あり。日本からは見えません。 タイムアンドデート

  • 惑星現象:土星が9/21に衝、海王星が9/23に衝。観察・撮影に最適の時期です。 EarthSky+1

  • 月と明るい惑星の接近/金星食:16〜20日に月が木星・金星へ接近、19日(金)は地域限定で“月による金星食”。 In-The-Sky.org

  • 秋分:9/22 18:19 UTC(日本時間 9/23 03:19)。昼夜がほぼ等しくなります。 タイムアンドデート



2) 皆既月食を日本で見る:いつ・どこ・どう撮る?

観測の基本(東京の見え方を例に)

  • 半影食開始 0:28

  • 部分食開始 1:27

  • 皆既食 2:30〜3:52(最大 3:11、高度約24°、方角 西南西=方位241°付近)

  • 部分食終了 4:56

  • 月没 5:27(半影食の終わりは地平下)
    これらの時刻は日本全国で共通。方角・高度は地域差がありますが、日本全域で皆既が見られるのが今回の特徴です。 タイムアンドデート+1



“約3年ぶり全国皆既”の意味

前回、日本全国で皆既月食を観測できたのは2022年11月8日。今回はそれ以来の“全域チャンス”です。夜半〜未明の長丁場なので、防寒(初秋でも体温を奪われます)と仮眠計画を。 国立天文台



どこで見る?(旅行者・在住者向け)

  • 都市部:西〜西南西方向に開けた視界がある場所(例:河川敷、海沿いの堤防、屋上展望)。

  • 郊外・離島:光害が弱く、低空の透明度が高い場所が有利。

  • おすすめエリアの考え方:当夜は月の高度が低めに下がるため、視界の抜けが最優先。海辺・高台や、建物や山に遮られない西寄りの地平線が理想。
    (※天候は最重要。直前の雲量予報と衛星画像で移動判断を。) 国立天文台



写真撮影のヒント

  • 機材:35〜135mmで風景と月の両立、300mm以上で月面アップ。

  • 設定:皆既中は暗い(EVで約−2〜−3)。ISO 800〜3200 / F2.8〜5.6 / 1/2〜1秒から試す。部分食は明暗差が大きいのでブラケットや露出合成が有効。

  • 演出:建築物や地形と絡めたスケール感、皆既中の赤銅色の微妙なグラデーションを狙う。

  • 安全:月食は肉眼で安全に見られます(特別なフィルター不要)。



3) 南太平洋の部分日食(9/21 UTC)— 日本では見えません

  • 可視域:ニュージーランド(多くの地域で9/22の夜明け頃)、豪州東岸の一部、仏領ポリネシア、クック諸島、サモア、トンガなど、南太平洋と南極圏の一部。

  • 世界時刻:部分食の開始 17:29 UTC/極大 19:41 UTC/終了 21:53 UTC。

  • 注意:日食の観察は必ずISO規格適合の“日食グラス”または投影法を。サングラスやNDフィルターの流用は危険。

  • 旅行者向け:ニュージーランドでは9/22(月)早朝の観測となる地域が多く、東の地平線が開けた場所が◎。現地の天文クラブやプラネタリウムのイベント情報も要チェック。 タイムアンドデート



4) 9月の“惑星ショー”:土星&海王星の衝、月と金星・木星の接近

  • 土星の衝(9/21):一晩中見やすく、環の薄さも話題(望遠鏡で環の開き具合を確認)。東〜南空にかけて高く上がり、写真・観望のベストシーズン。 EarthSky

  • 海王星の衝(9/23):肉眼等級外(7等台)なので双眼鏡〜小〜中型望遠鏡で。星図アプリで位置合わせを。 EarthSky

  • 月と惑星の接近:16〜20日に月×木星・金星が“仲良く並ぶ”様子。9/19(金)は地域によって月が金星を隠す“金星食”に。日本でも地域・時刻により可否が変わるため、直前に可視マップを確認しましょう。 国立天文台In-The-Sky.org



5) 小規模でも楽しい:9月の流星群と秋の天の川

9月は“超メジャー級”はないものの、オリガ群(Aurigids:9/1頃)、9月εペルセウス群(9/9頃)、昼間の六分儀群(9/27頃)が極大。月明かりや放射点高度の影響でZHRは控えめですが、山間部や離島の暗さがあれば“ぽつぽつ流れる”秋の流星を楽しめます。 Star Walk



6) 秋分:季節の節目を天文学で捉える

秋分は9月22日 18:19 UTC、日本時間では9月23日(火)03:19。昼と夜の長さがほぼ等しくなり、以後は夜の時間が長くなります。星空観察に追い風の季節が始まります。 タイムアンドデート



7) “外国人向け”観察TIPS(日本滞在者・旅行者へ)

  • アクセス:都市部は公共交通+徒歩で行ける河川敷・海沿い・公園の高台が便利。終電を跨ぐ場合は宿へ徒歩圏が安心。

  • 光害マップ:日本は都市の光が強い一方で、郊外へ1〜2時間移動すると劇的に暗くなります。西方向が開けた場所を優先。

  • 天気:雲量と湿度で見え方が激変。前日夜〜当日夕方の予報更新をこまめにチェック。

  • 文化豆知識:「お月見(十五夜)」は古来の収穫祭が由来。月見団子やススキを飾る習慣で、赤銅色の満月はフォトジェニック。撮影後は周囲の迷惑にならない配慮を。



8) 9月8日(月)未明・皆既月食の“実用タイムライン”(JST)

  • 0:28 半影食開始(明るさの変化は緩やか)

  • 1:27 部分食開始(欠け始めが肉眼で明瞭に)

  • 2:30 皆既食開始(赤銅色へ)

  • 3:11 食最大(東京で高度約24°/方位241°)

  • 3:52 皆既食終了

  • 4:56 部分食終了

  • 5:27 月没(半影食の終端は地平下)
    ※日本の全地域で皆既帯。西側の見通しを最優先で。 タイムアンドデート+1



9) 参考になる“世界カレンダー”と可視域

  • 2025年の食一覧(NASA / timeanddate / Planetary Society):
     Mar 13–14(皆既月食)、Mar 29(部分日食)、Sep 7–8(皆既月食)、**Sep 21(部分日食)**ほか。9月の月食は世界人口の約85%が見られる可能性。 NASA Scienceタイムアンドデート+1プラネタリー・ソサエティ



10) よくある質問(抜粋)

Q. 月食は危険? 特別な器具が必要?
A. 月食の観察は安全で、特別な器具は不要です。ただし低空は大気減光が強く、双眼鏡があると楽しみが広がります。

Q. 日食の見方は?
A. 必ず日食グラスか投影法を使用。直視やカメラ・双眼鏡の“裸”使用は失明の危険があります(本稿の部分日食は日本では不可視)。 タイムアンドデート

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