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サウジアラビア、観光地化へ30万室のホテル新設計画で大変革!砂漠の王国は観光大国になれるか

サウジアラビア、観光地化へ30万室のホテル新設計画で大変革!砂漠の王国は観光大国になれるか

2025年11月01日 00:13

はじめに:1500万人ではなく「1億5,000万人」

サウジアラビアは2030年までに年間1億5,000万人の旅行者を受け入れる――。観光相アハメド・アル・ハティーブ氏は観光を「若者と女性の雇用を生み、経済を多様化する手段」と位置づけ、投資家や旅行業界に向けて野心的な呼びかけを行った。米Fortuneはその到達点と狙いを詳報している。fortune.com


何が変わったのか:2019年の観光ビザ解禁から「レコード更新」へ

2019年の観光ビザ解禁以降、訪問者数は急伸。2024年の訪問者数は1億1,600万人に達したとFortuneの関連コンテンツは伝える。fortune.com


政府系の年次報告でも、当初の「1億人」目標を前倒しで突破し、**新目標を「1億5,000万人」**へ上方修正したことが明記される。Saudi Vision 2030


支出面でも追い風だ。国際旅行者の消費は2019年比で63%増(SR1034億→SR1685億)、入国外客数は1,750万→2,970万人へ拡大した。Arab News


ハードの整備:空と陸と「遺産」の三本柱

空:国家系フラッグキャリアのサウディアはA320neo系105機を追加発注。座席供給の拡張で観光ハブ化を急ぐ。AP News


陸(メガプロジェクト):ユネスコ遺産のアルウラでは民間投資60億リヤル(約16億ドル)規模の案件が相次ぎ市場に出る見込みで、年間100万人の来訪を2030年ターゲットに掲げる。Reuters


文化・宗教観光:2025年10月には
月間1,170万人
という過去最大級のウムラ巡礼者数を記録。宗教観光の底堅さも示した。The Times of India


マクロ経済への寄与:脱・石油の看板に偽りなし?

**非石油部門はGDPの約56%まで拡大したとのFortune報道(10月27日)が象徴するように、観光は「ポスト石油」戦略の中核だ。さらに政府は「Vision 2030目標の85%が達成または順調」**と進捗を強調している。fortune.com


民間の調査(アナリストレポート)でも、2030年に1億5,000万人水準を見込む見通しが並ぶ。aljaziracapital.com.sa


SNSの反応:沸き立つ「ワクワク」と、冷めない「問い」

本稿ではX(旧Twitter)、Instagram、LinkedIn上の公開投稿・記事傾向を横断して、典型的な反応を整理した(固有名での個別投稿引用は割愛)。

1)ワクワク派(主に旅行好き・投資家)
「中東の新しいシーサイド」「砂漠×ラグジュアリーの唯一無二」という表現が目立つ。LinkedInでは**「2024年に1億1,600万人、世界で最も伸びる主要デスティネーション」**とする業界ポストが拡散。新空路とホテル開発の連鎖期待が広がった。LinkedIn


2)文化・信仰体験派(宗教巡礼・ヘリテージ志向)
ウムラやアルウラの写真・動画が多数。デジタル手続きの簡便さや遺産サイトの整備への肯定的コメントが中心だ。The Times of India


3)懐疑派(スポーツウォッシング/計画実現性)
メガプロジェクトの象徴「NEOM/The Line」に対し、規模縮小や生態系への影響懸念を論じるスレッドが高頻度で立つ。鳥類の大量衝突リスクなど具体的な批判ポイントも共有されている。Business Insider


4)環境・人権配慮派
紅海沿岸のサンゴ礁・マングローブ保全、先住コミュニティへの影響が焦点。研究論文やプロジェクト側の生物多様性調査の発表リンクが併置され、対話的な議論に。NEOM域内の強制移転問題にも継続的な言及。Frontiersredseaglobal.com


成功条件:KPIは「量」から「質」へ

(1)キャパシティの分散化
巡礼ピークの混雑と、レジャー・MICEの平準化をどう両立するか。機材増強と地方空港の国際化、二次交通の整備が要。AP News


(2)自然資本の統合管理
紅海・砂漠・オアシスの脆弱な生態系に対し、保護区の拡張と累積影響評価の透明化は不可欠。開発主体の大規模ベースライン調査の成果を、第三者レビューやモニタリングと接続すると説得力が増す。redseaglobal.com


(3)社会的許認可(SLO)
ヘリテージの活用はコミュニティ参画とセットで。NEOM関連の論点は、国際的なサステナビリティ指標・人権デューディリジェンスの枠組みで継続説明が求められる。ウィキペディア


2030年までの「次のイベント」

  • EXPO 2030 リヤド(受入インフラの試金石)

  • FIFAワールドカップ2034 招致決定を背景とするスポーツ観光

  • eスポーツワールドカップなど大型イベントの年次化
    いずれも観光1.5億人の「質」を測る実地検証の場になる。sta.gov.sa


旅行者目線:最初の一歩をどう踏み出す?

  • 定番ルート:リヤド(文化・美術館)→アルウラ(遺跡・砂漠ロッジ)→紅海(マリン)

  • ベストシーズン:概ね11〜3月の乾季・涼季が屋外活動に適する

  • テーマ旅:考古+星空撮影/砂漠ラン&サイクリング/紅海ダイブ&マングローブ観察(許可・ガイド必須)


まとめ:物語を「世界市場で共創」できるか

数字は雄弁だ。だが**“1億5,000万”の内訳を、巡礼・レジャー・MICE・ラグジュアリー・エコツーリズムにどう最適配分し、自然・文化・コミュニティの「資本」を減らさずに増やせるか。SNSが映す期待と懐疑の二極は、サウジ観光の成熟度を測るセンサー**でもある。2030年までの5年弱、問われるのは「速さ」ではなく「賢さ」だ。



主要データの早見表

  • 2030年目標:年間1億5,000万人(当初目標を上方修正)sta.gov.sa

  • 2024年実績(参考):訪問者1億1,600万人(Fortuneコンテンツ)fortune.com

  • 国際客支出:2019→2024で63%増、入国外客は70%増Arab News

  • 航空キャパ拡大:サウディアがA320neo系105機発注AP News

  • ヘリテージ投資:アルウラで60億リヤル規模案件を市場投入予定、年100万人狙いReuters

  • Vision進捗:85%が達成・順調(政府要人発言)english.aawsat.com


参考記事

サウジアラビアは観光地として人気を高めたいと考えており、そのために30万室の新しいホテルを建設しています。
出典: https://fortune.com/2025/10/30/saudi-arabia-tourism-vision-2030/

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