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原宿の“ど真ん中”で550円。小杉湯原宿「ゆあそび」は、なぜ成立する?——銭湯×商業施設×パートナー共創で生まれた都市型ウェルビーイング拠点

原宿の“ど真ん中”で550円。小杉湯原宿「ゆあそび」は、なぜ成立する?——銭湯×商業施設×パートナー共創で生まれた都市型ウェルビーイング拠点

2025年08月02日 14:35

1. ここが“原宿のど真ん中”——「小杉湯原宿」とは

2024年に東急不動産の商業施設「ハラカド」地下フロアにオープン。運営は1933年創業の老舗銭湯「小杉湯」(高円寺)で、原宿店は2号店に当たる。施設内は昔ながらの番台スタイルを踏襲しつつ、白基調の明るい浴場、名物「ミルク風呂」、44℃の熱湯と水風呂の温冷交互浴が楽しめる。“ハラカドの地下に銭湯を中心とした街(チカイチ)をつくる”という構想のもと、湯上がり時間を過ごせる空間や企業ブースを併設した。Impress WatchGO OUT WEB | 雑誌「GO OUT」の公式ニュースサイト。小杉湯



  • 基本情報(抜粋)

    • 所在:東急プラザ原宿「ハラカド」B1F(ショップページ) 東急プラザ

    • 営業:7:00〜23:00(※施設の通常開店11:00に先行) Impress Watch

    • 料金:大人550円(東京都統制額に準拠) 東京メトロ



2. 「550円」の根拠——東京都の“統制額”という制度

銭湯(一般公衆浴場)は物価統制令に基づき都道府県知事が上限額を定める。東京都は大人550円、中人200円、小人100円を現行統制額として据え置いており、原宿店もこの価格に合わせるかたちで提供している(2024年8月に大人を550円へ改定し、その後も据え置き)。観光客にとっても“どこでも同じ価格帯で入れる”安心感がある。東京メトロ一〇一〇FNNプライムオンライン


※開業当初の紹介記事では520円表記も見られるが、これは統制額引き上げ前の価格に基づく記載で、2024年8月以降は550円が標準。Impress Watchyoi



3. なぜ“原宿の一等地”で成り立つのか——ビジネスモデルを分解

3-1. 核は入浴、収益は“湯上がり”で広げる

ハラカドB1Fは、銭湯を中心に湯上がり体験を拡張する「チカイチ」として設計。花王(衛生・美容)、UNDER ARMOUR(ランニングステーション)、サッポロビール(湯上がりドリンク)、マイトレックス(美容健康家電体験)など企業ブースが常設され、体験・試用・販売・イベントを通じて入浴料以外の価値/収益が生まれる仕組みだ。GO OUT WEB | 雑誌「GO OUT」の公式ニュースサイト。



3-2. “回遊”を生む長時間営業と複合商業の相乗効果

原宿店は朝7時から営業し、通勤前の入浴・ランニング×シャワー需要、観光の朝活・夜の締めの導線を取り込む。商業施設の営業時間(11時〜)より早く開けるため、人流の先取りと“最初/最後の滞在”を担い、上階テナントへの送客にも寄与する。複合開発側にとっても場の魅力を高めるキーテナントとなりうる。Impress Watch



3-3. “走って、入って、整う”——ランステ併設で新規層を獲得

銭湯を起点に走って戻ってくる“銭湯ラン”は都市部で伸びるアクティビティ。更衣・保管・入浴・サウナ(施設による)を一体化でき、旅行者にも相性が良い。原宿店のランニングステーションは、スポーツブランドとの共創で“運動→入浴→湯上がり”の一連体験を加速する。GO OUT WEB | 雑誌「GO OUT」の公式ニュースサイト。South China Morning Post



3-4. 物販・レンタル・軽飲食・イベント

レンタルタオルやアメニティ販売、湯上がりビール、読書・ワークショップなど滞在価値を高めるメニューが回遊を生み、**一人当たり売上(ARPU)**の積み上げに寄与する。施設の企画方針(“湯のある街”の演出)がこの設計に一貫性を与えている。GO OUT WEB | 雑誌「GO OUT」の公式ニュースサイト。



3-5. 原宿×若年層×観光の“入口”としての銭湯

小杉湯は若い来訪者比率が高い銭湯として知られ、原宿出店の構想は「銭湯が必要とされる場所」を示す挑戦でもあった。観光地の真ん中で“日常価格”の入浴体験を提供することが、地域のコミュニティや都市観光の質向上にもつながるという目線が背景にある。朝日新聞



4. 施設・体験のディテール

  • 名物「ミルク風呂」:ワセリン等の保湿成分配合の入浴剤を用いたぬくもりの湯。赤ちゃんから高齢者まで楽しめる設定(温度約41℃)。小杉湯

  • 温冷交互浴:44℃の熱湯×水風呂で“整う”体験。日替わり湯の実施も。小杉湯

  • 昔ながらの番台:文化的体験としての“銭湯らしさ”を継承。Impress Watch

  • 場所・導線:ハラカドの地下フロア「チカイチ」にて、湯上がり滞在のための座席やブースが回遊を促す。Impress WatchGO OUT WEB | 雑誌「GO OUT」の公式ニュースサイト。



5. 外国人(旅行者)向け・使い方ガイド(日本語解説)

  1. 入口で靴を下駄箱へ→鍵を抜いてフロントへ。

  2. 入浴料は現金/キャッシュレス対応(施設により異なるため現地確認)。原宿店は都統制額に準拠し大人550円。東京メトロ

  3. レンタルタオルや基礎アメニティ:現地でレンタル/購入可。yoi

  4. 入浴マナー:浴槽に入る前に体と髪を洗う/長い髪は束ねる/浴槽内でタオルを浸けない。

  5. タトゥー:施設によって対応が異なるため、事前に公式サイトや施設に要確認。

  6. ランナーの方へ:更衣・荷物保管・入浴まで一体で利用可(ランステ実装)。GO OUT WEB | 雑誌「GO OUT」の公式ニュースサイト。



6. 料金動向と持続可能性

東京都は2024年8月に統制額を520→550円へ改定し、2025年も据え置き。物価・エネルギー高の影響を受けるなか、共通入浴券(10枚5400円)など継続利用を支える仕組みも整備されている。日常価格を守りつつ、体験価値の拡張で持続可能性を確保するのが都心型銭湯の現在地だ。FNNプライムオンライン東京メトロ一〇一〇



7. 原宿モデルの意義——“都市の縁側”としての公共性

老舗銭湯が“原宿のど真ん中”で公共的な入浴体験を提供することは、街の「清潔・休息・交流」を底上げする社会インフラとしての役割を再提示する。銭湯は「誰でも、すぐ、安価に」体を清められる装置であり、商業施設の集客/体験拡張と接続すれば、観光と生活を緩やかにつなぐ場所になる。こうした“公共×商業×文化”の交差点としての銭湯は、世界の大都市でも応用可能なモデルケースだ。朝日新聞



8. よくある質問(FAQ)

Q. 現在の大人料金はいくら?
A. 東京都の統制額に準拠し550円です(中人200円・小人100円)。東京メトロ


Q. いつ行くのがおすすめ?
A. 朝7時から開いているので、混雑を避けたい人は午前の早い時間が快適。観光のスタートやランニングの後にも好相性。Impress Watch


Q. 何が“原宿らしい”の?
A. ファッション&カルチャーの街に合わせ、**湯上がりの過ごし方(読書・ビール・美容・スポーツ)**を施設内で完結できる設計。企業ブースで季節企画も行われる。GO OUT WEB | 雑誌「GO OUT」の公式ニュースサイト。


Q. 公式情報は?
A. 公式サイトとハラカドのショップページで営業案内や注意事項を確認できる。小杉湯東急プラザ





参考記事・出典一覧

  • 東京都:公衆浴場入浴料金の統制額(現行:大人550円・据え置き) 東京メトロ

  • 東京銭湯(東京都浴場組合):入浴料金のお知らせ(大人550円) 一〇一〇

  • FNNプライムオンライン:都内銭湯 520円→550円へ(改定の背景) FNNプライムオンライン

  • 東急プラザ原宿「ハラカド」:小杉湯原宿 ショップページ(アクセス・案内) 東急プラザ

  • Impress Watch:原宿のど真ん中に銭湯誕生/B1Fの複合設計・営業時間・当初料金の報道 Impress Watch

  • GO OUT web:「チカイチ」各社ブース(花王/UNDER ARMOUR/サッポロ/マイトレックス)紹介 GO OUT WEB | 雑誌「GO OUT」の公式ニュースサイト。

  • 小杉湯原宿 公式サイト:施設案内(ミルク風呂・温冷交互浴) 小杉湯

  • 朝日新聞(AJW):小杉湯の原宿進出の背景(構想・狙い) 朝日新聞

  • SCMP:銭湯ランのトレンド(都市観光×入浴の親和性) South China Morning Post

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