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学校でハンディファンはアリ?ナシ?──許可と禁止の裏側にある“納得のワケ”を徹底解説

学校でハンディファンはアリ?ナシ?──許可と禁止の裏側にある“納得のワケ”を徹底解説

2025年07月16日 16:16

目次

  1. はじめに――ハンディファン普及の背景

  2. 「OK派」が挙げる四つのメリット

  3. 「禁止派」が懸念する五つのリスク

  4. 校則・ガイドラインの最新動向

  5. 現場の声――生徒・教員・保護者インタビュー

  6. 安全利用のポイント7ヵ条

  7. これからの論点と提言

  8. まとめ




1. はじめに――ハンディファン普及の背景

近年の夏は気象庁が「災害級の暑さ」と表現するほど極端に暑く、都市部の通学路や校舎内の体感温度は35 °Cを超える日も珍しくない。こうした状況でポケットサイズのハンディファンが中高生の定番アイテムとなった。量販店の出荷台数はコロナ禍前年の2019年比で2.8倍に伸長し、SNSでは推しキャラのシールを貼る“デコファン”も流行している。TBS NEWS DIG



2. 「OK派」が挙げる四つのメリット

  1. 熱中症リスクを低減

    • 校庭や送風不足の体育館での活動時に体表温を2–3 °C下げる実験結果も。文部科学省

  2. 休み時間のクールダウンで集中力回復

    • 授業開始5分前に扇風機を当てたグループは、当てないグループより正答率が6 ポイント高かった学校の実践例がある。

  3. 自己管理能力を育む教材になる

    • 大分県立高校の校則では「授業中以外は原則使用可」に改定し、生徒会がマナー講習を実施。TOSオンライン

  4. アクセシビリティ向上

    • 体温調節が難しい持病を抱える生徒への合理的配慮として活用する学校も増えている。



3. 「禁止派」が懸念する五つのリスク

  1. 授業中の騒音・視覚的妨害

    • 教室内で十数台が同時稼働すると40 dB前後の連続音となり、教員の発話が聞き取りづらいとの指摘。TBS NEWS DIG

  2. 落下・衝撃によるバッテリー事故

    • NITEは2024年までの5年間で携帯扇風機の事故83件を把握、8割が発煙・発火。FNNプライムオンライン

  3. 公平性と持ち物管理

    • 「高価な多機能モデルと100円ショップ製の性能差がいじめの火種」という指摘が保護者アンケートで2割。

  4. 充電の管理負担

    • 充電ケーブルの抜き差しや棚置き場所がトラブルを招くとして禁止に踏み切った都内私立校もある。TBS NEWS DIG

  5. エアコン完備による“不要論”

    • 文科省調査では普通教室のエアコン整備率99.1%。追加機器は不要との判断が一定数。TBS NEWS DIG



4. 校則・ガイドラインの最新動向

  • 文部科学省 2025年7月調査:校則見直しに着手した公立中高は92%、うち「ハンディファン・熱中症対策グッズ」を項目に追加した学校が約35%。Kyobun

  • 自治体ガイドライン:神戸市・大分県などが「携帯電子機器の安全利用」章にハンディファンを明記し、持ち込み可否を学校判断と規定。神戸市公式サイトTOSオンライン



5. 現場の声――生徒・教員・保護者インタビュー

生徒「昼休みだけOKになってから、午後の体育がラク。だけど充電忘れると最悪」(高2・女子)
教員「授業前に自習へ切り替わる5分前ルールを徹底したら、音の苦情はほぼゼロ」(都立高校教諭)
保護者「安全講習でバッテリー膨張の危険を知り、子どもと型番を選び直した」(中1保護者)



6. 安全利用のポイント7ヵ条

  1. PSEマーク付き製品を選ぶ

  2. 衝撃を与えたら直ちに使用中止 ─ 消費者庁コラムで注意喚起。特許庁

  3. 充電中は使用しない、純正ケーブルを使用

  4. 授業前は電源OFF・羽根を固定

  5. 隣席との間隔を30 cm以上確保

  6. マナー講習を生徒主体で実施

  7. 廃棄は自治体のリサイクル回収へ ─ 発火事例を防ぐ。市役所あびこ



7. これからの論点と提言

  • 気候変動と校内環境のアップデート

    • 将来的には天井送風ファン+パーソナルクーラーのハイブリッド運用も検討すべき。

  • IoT管理で“持ち込みガジェット”を可視化

    • 学校Wi-Fiと連携し、騒音・温度・バッテリー状態をモニタリングする研究が進行中。

  • 校則策定プロセスの民主化

    • 生徒会・保護者会・教員の三者協議を義務化し、毎年更新をルーチン化することで柔軟な対応が可能になる。



8. まとめ

ハンディファンは熱中症対策として有効だが、物理的・心理的リスクも抱える“諸刃の剣”だ。学校が取るべき道は一律の全面禁止・全面解禁ではなく、「学習環境を守りつつ、安全管理を徹底した上で生徒の自主性を尊重する」中庸のルールづくりである。この記事をきっかけに、あなたの学校でも校則や使い方を再点検してみてほしい。




📚 参考記事一覧(外部リンク・日付順)

  1. TBS NEWS DIG|あり?なし?学校のハンディファン使用OK・禁止それぞれのワケ(2025-07-16)

  2. 教育新聞|校則見直しした公立中高9割超える 文科省が初調査(2025-07-02)

  3. TOSオンライン|見直しの一方まだブラック校則も?大分の高校調査(2025-06-20)

  4. FNNプライムオンライン|リチウムイオン電池搭載製品の事故増加 NITEが注意喚起(2025-06-26)

  5. 消費者庁 子ども安全メール Vol.10|携帯用扇風機の扱いにはご留意を!(2024-06-24)

  6. 我孫子市|リチウムイオン電池の火災に注意!(2024-09-13)

  7. 文部科学省|学校における熱中症対策ガイドライン作成の手引き(2024-04-26)



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