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富士フイルム、米国でカメラ価格を大幅改定——最大800ドル値上げ。背景に関税とサプライ戦略の見直し

富士フイルム、米国でカメラ価格を大幅改定——最大800ドル値上げ。背景に関税とサプライ戦略の見直し

2025年08月02日 10:50

1. 何が起きたのか:値上げの全体像

米国の主要販売店(B&H、Adorama、Momentなど)で、富士フイルム製カメラ/レンズの新価格が表示され始めました。報道によれば、カメラはおおむね10〜15%の値上げ、レンズは50〜150ドル程度の上げ幅が中心です。特に中判フラッグシップは最大800ドルの上昇が確認されています。デジタル写真レビューThe Verge



  • X100VI:$1,599 → $1,799(+ $200)

  • X-T5:$1,699 → $1,899(+ $200)

  • GFX100 II:$7,499 → $8,299(+ $800)

  • GFレンズ:多くが$50〜$150上昇 など。The Verge



上記の改定は**2025年8月1日(米国時間)**から事実上スタートしたと複数メディアが報じています。デジタル写真レビューYahoo!ファイナンス



2. 背景:関税はどう関わっているのか

米国は2025年前半から段階的に関税措置を拡大し、日本からの一部品目に10%の追加関税が課され、今後15%へ拡大される見通しが報じられてきました。今回の富士フイルムの値上げは、直近で話題の「15%」そのものではなく、「最初の10%関税」への対応として実施された、という補足・修正報道も出ています。PetaPixelThe Verge



さらに、中古・個人輸入ルートも将来的に関税免除の縮小(いわゆる“de minimis”の見直し)が視野に入っており、米国での新製品だけでなく中古購入のコスト上昇が懸念されています。デジタル写真レビュー



3. 代表機種の価格改定と注目ポイント

需要の強い機種ほど影響は注目されます。近年SNSで爆発的に人気が高まったX100VIは、在庫逼迫の経緯や生産体制の調整も取り沙汰されており、+200ドルの改定。Xシリーズの中核であるX-T5も**+200ドル**、中判のGFX100 IIは**+800ドルの大幅増です。レンズは広く$50〜$150**の引き上げが中心。The Verge



一部メディアは「今回の価格表は10%関税を前提に作成されており、15%が完全適用されると再改定の余地が残る」と指摘。今後の推移は継続的なチェックが必要です。The Verge



4. 「なぜ今」なのか:需給・サプライチェーンの圧力

  • 需要側:X100VIを中心に、熱狂的な需要と長期の品薄・転売高騰が続いてきました。TechRadar

  • 供給側:生産地の移管や再移管(中国→日本など)に関する報道もあり、関税回避やキャパ確保の最適解を模索してきたと見られます。The Verge

  • 政策側:段階的な関税の拡充により、原価とリスクが上振れ。今回の改定はその一段目(10%分)への対応という位置づけが強いとの見方。PetaPixel



5. 値上げは米国限定?——日本の読者への影響整理

  • 今回の改定は「米国価格」が中心です。日本国内のメーカー希望小売価格や量販店の売価は、現時点で米国と同歩調とは限りません。FUJI X WEEKLY

  • ただし、日本在住でも米Amazonや米販売店から直接購入・並行輸入する場合、米国側の新価格+輸入コスト(送料・税・関税)の合算で割高化する可能性が高い点に注意。関税動向が中古領域にも波及すれば、中古の米国調達メリットが縮小する恐れがあります。デジタル写真レビュー



6. 市場の反応:他社への波及

ライカやキヤノンなど他社も一部製品で値上げを進めている、あるいは追随の可能性があるとの報道が出ています。対米出荷比率が高いブランド、米国でのプレゼンスが強いシリーズから順次影響が出る構図です。The Verge



7. 購入戦略:読者が今取れる選択肢

短期(〜1カ月)

  1. 即購入派:米国新価格が既に反映済み。必要性が高い場合は在庫のある販売店で早めに確保。

  2. 様子見派:15%完全適用が確定・反映されるまで価格の再調整リスクを見極める。特に中判は上げ幅が大きいため、レンタル併用という時間稼ぎも有効。The Verge


中期(今季〜年内)

  • 中古・並行輸入の再計算:中古も関税免除見直しの影響を受ける可能性があり、“中古なら安い”の常識が崩れる局面に備える。デジタル写真レビュー

  • 代替候補の検討:X-E5やX-T5、他社のZf、Q3、GR IIIなど代替の画角・操作感を検討。入手性・総保有コスト(TCO)で比較する。TechRadar



8. モデル別・値上げ幅の目安(抜粋)

  • X100VI:+ $200($1,799)

  • X-T5:+ $200($1,899)

  • GFX100 II:+ $800($8,299)

  • GFレンズ群:+ $50〜$150(モデルにより差)
    ※ いずれも米国価格の目安。日本国内の価格体系は別管理。The Verge



9. よくある疑問(FAQ)

Q1. 日本でも値上げされる?
A. 今回の報道は米国での公式価格改定に関するもの。日本国内の価格は別途判断・時期で動きます。並行輸入や米国現地買いでは影響が出ます。FUJI X WEEKLY


Q2. 今回は15%関税によるもの?
A. **主因は“年初の10%”**とする補足報道が出ています。15%完全適用が広がれば、今後さらなる見直しの可能性も。PetaPixelThe Verge


Q3. 値上げは恒久的?
A. 小売表示は恒常価格として反映されており、短期での値戻しは期待しにくいとの見方が多いです。政策や為替が大きく変動すれば再調整の可能性はあります。The Verge


Q4. いま買うならどの機種?
A. 在庫と用途次第。スナップ重視ならX100VI/X-E5、動画と静止画の両立ならX-T5、圧倒的な解像力ならGFX。ただし総保有コストと供給見通しを必ず比較してください。TechRadar



10. 編集部コメント:価格と価値の再定義

カメラ市場はここ数年、需要の質的変化(趣味性の深化・SNS起点のブーム化)と供給制約(半導体、物流、生産地移管)、さらに政策要因(関税)が複合的に押し寄せています。富士フイルムは“フィルムライクな色と操作感”という独自価値で需要を牽引してきましたが、今回の米国値上げはその価値を“価格でどう受け止めるか”の試金石になります。


他社の動向、関税の最終像、為替の多重要因を総合し、**「買う理由」**を言語化して手元の機材と向き合うタイミングです。The Vergeデジタル写真レビュー




参考記事・出典一覧

  • Fujifilm is raising camera prices by up to $800(The Verge)

  • Tariff watch: Fujifilm cameras and lenses are now up to 15% more expensive(DPReview)

  • Fujifilm Raises Camera and Lens Prices in the US Amid Tariffs(Bloomberg / Yahoo! Finance)

  • Fujifilm’s Price Increase Is Its First and Based on Initial Tariffs(PetaPixel)

  • Fujifilm just hiked camera prices by hundreds of dollars—and Canon may be next(The Verge)

  • Where to buy the Fujifilm X100VI(TechRadar)

  • Are you an American looking to buy a used camera… de minimis exemption ending(DPReview)

  • How Tariffs Impact Fujifilm, Phase One, Hasselblad…(Capture Integration)

  • Apparently, Fujifilm Price Increases are Coming Very Soon(Fuji X Weekly)

  • 富士フイルムがカメラの価格を最大800ドル値上げ

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